平成25(2013)年3月23日に、全国10種類の交通系ICカード の相互利用サービスが開始され、1枚のカードで公共交通機関を利用できる範囲が大幅に拡大した一方、特に地方部において、交通系ICカードが未導入、あるいはその相互利用ができない地域は依然として存在しています。このような状況をできる限り解消し、地域の利用者の利便性向上を図るとともに、訪日外国人旅行者をはじめとする地域外からの来訪者の移動の円滑化を図り、地域の公共交通の活性化、ひいては地域の活力向上に結び付けていくことが必要です。
政府は、平成27年2月に閣議決定した「交通政策基本計画」において、平成32(2020)年度までにSuica、PASMO等の相互利用可能な交通系ICカードをすべての都道府県で使えるようにするという目標も定めており、旅客交通のサービスレベルの向上や訪日外国人旅行者の受入環境整備等に向け、交通系ICカードの普及・利便性拡大に取り組んでいます。
平成27年4月、国土交通省に学識経験者、交通事業者等をメンバーとする「交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた検討会」を設置し、交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた方策について検討を行い、同年7月にその結果をとりまとめました。
・設置趣旨 ・委員名簿
・第1回 検討会(平成27年4月13日) 報道発表 議事次第 議事概要
・第2回 検討会(平成27年4月17日) 報道発表 議事次第 議事概要
・第3回 検討会(平成27年6月 3日) 報道発表 議事次第 議事概要
・第4回 検討会(平成27年6月22日) 報道発表 議事次第 議事概要
・第5回 検討会(平成27年7月13日) 報道発表 議事次第 議事概要
平成29年3月、交通事業者の相互利用可能な交通系ICカードの片利用導入に係るコストの低減や関係者の調整負担軽減等を図る手段の一つとして掲げられた「片利用共通接続システム」について、その構築に向けた方策について検討するため、交通系ICカード事業者等を構成員とした検討会を設置しました。
・委員名簿