鉄道

車椅子使用者が単独乗降しやすいホームと車両の段差・隙間縮小の取組み

 真の共生社会の実現に向けて、鉄道駅においても車椅子使用者が駅員等の介助なしに列車に単独乗降しやすい環境の整備を目指す必要があります。
 そこで、車椅子使用者の単独乗降と列車走行の安全確保を両立するホームと車両乗降口の段差・隙間の目安値や整備の方向性等について、関係者による検討会を設置し検討を行い、バリアフリー整備ガイドラインを改訂しました。
 これらを踏まえ、ホームと車両の段差・隙間の縮小に向けた整備を進めるとともに、案内表示の共通化、単独乗降しやすい位置を表示するスマホ用アプリといった環境整備を推進しています。
 ◎これまでの取組み状況(概要資料) 


1.段差・隙間の目安値の検討(2018年~2019年)
 鉄道駅におけるプラットホームと車両乗降口の段差・隙間に関する検討会
 ※とりまとめ:2019年8月26日

2.バリアフリー整備ガイドラインへの反映(2019年10月23日)
 1.の検討結果を踏まえ、段差・隙間の目安値等について反映しました。
 ・報道発表
 ・バリアフリー整備ガイドライン

3.整備状況

  鉄軌道駅及び鉄軌道車両のバリアフリー化状況(移動円滑化実績報告)

4.省幹部による車椅子利用者の利便性向上に向けた取組み等の視察
 (1) 赤羽大臣によるJR高輪ゲートウェイ駅の視察(2020年7月2日) 概要
 (2) 赤羽大臣による東京メトロ霞ケ関駅の視察(2020年11月11日)  概要
 
(3) 赤羽大臣による東海道新幹線東京駅の視察(2021年4月15日) 概要
    ※6席分の車椅子用フリースペースを整備したN700Sに試乗時

5.段差・隙間が縮小されている駅の情報提供
 
(1) 乗換経路検索サイト
   ・らくらくおでかけネット((公財)交通エコロジー・モビリティ財団)

 
(2) ホームと車両の段差・隙間の状況 (各社ホームページへ遷移します)
   ・東京メトロ     
東京都交通局     ・JR東日本
   ・東急電鉄      小田急電鉄
   
                          東京メトロ丸ノ内線の例


   ・スムーズメトロ(東京メトロの提供する車椅子利用者向けWebサービス)
                                  

   ・東急線アプリ ※リリース資料
    
東急電鉄の提供するアプリで段差・隙間を含むバリアフリー関連情報を紹介
      


 

 (3) 東京都心部バリアフリー鉄道MAP(車椅子利用者用)
   ・日本語版                                    ・英語版                 
   ・中国語版 繁体字簡体字        ・韓国語版
       
                         バリアフリーMAP(部分)
 

6.啓発ポスター掲示
 周囲の旅客の「心のバリアフリー(車椅子使用者の優先利用)」を醸成する取
 組みとして、啓発ポスターを作成しました。

            

お問い合わせ先

国土交通省国土交通省鉄道局技術企画課
電話 :(03)5253-8111
直通 :03-5253-8546

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