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国土交通省 都市局 公園緑地・景観課
企業のみどりの保全・創出に関する取組みの表題の画像
企業のみどりの保全・創出に関する取組みの表題の画像
 
 
企業情報 ソニーセミコンダクタ九州株式会社
 
表彰・認定 「生物多様性につながる企業のみどり100選」企業緑地部門
緑の取組み 対象地 大分テクノロジーセンター
対象面積 敷地面積: 86,112  u うち、緑地面積: 24,083  u
概要
大分テクノロジーセンター(以下大分テック)敷地面積は約86,000uであり、うち約24,000uの緑地と約3,700uの環境施設を保有しています。敷地内には樹齢100年を超える、クス、ケヤキ、タブ、モチの木等の樹木が数多く点在しており、その恩恵を受け敷地内はタヌキ、野ウサギ等の小動物やカブトムシ、クワガタ等の昆虫類も数多く生息しています。
構内緑地には古墳が点在し、それらを自然遺産の保護と緑化保全に取組む事で、敷地内が保護区の様に機能して、ビオトープに役立った環境になっています。新たな取組として飛来蝶であるアサギマダラを呼込もうと、アサキマダラの好物である春の花であるスナビキソウ、秋の花であるフジバカマを構内緑地に植える活動を行っており、それにより飛来数が年々着実に増加しています。アサギマダラは飛来蝶で渡りを繰り返す習性から花の蜜を吸える中継地としての休息環境をつくりました。(アサギマダラとは:マダラチョウ科に属する前翅長40〜60mmの可憐なチョウです。春の北上,秋の南下を繰り返す「渡り」をするチョウとしても知られています。日本の南西諸島から東南アジアにかけて多く分布しています。)
このような環境を有効に活用することにより、生態系が多様化し、それぞれの生物が複雑に繋がることにより、これらからもたらされる恩恵も豊かになります。生物多様性の保全はこれを実践することにより、次世代の命を繋ぐ物と考えています。また、敷地内の一部を完全開放した「潮の香公園」を造り地域の方が利用し易いようテーブル、イス、トイレ、遊具等を完備し地域の憩いの場としての環境作りを行っています。
全体図の画像
全体図
全体写真の画像
全体写真
敷地内の樹木と散策道の画像
敷地内の樹木と散策道
木漏れ日が降り注ぐ里山の画像
木漏れ日が降り注ぐ里山
敷地内の古墳 5箇所点在の画像
敷地内の古墳 5箇所点在
アサキマダラとフジバカマ開花の画像
アサキマダラとフジバカマ開花
完全開放型の「潮の香公園」の画像
完全開放型の「潮の香公園」
地域の方の憩いの場としての「潮の香公園」の画像
地域の方の憩いの場としての「潮の香公園」