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国土交通省 都市局 公園緑地・景観課
企業のみどりの保全・創出に関する取組みの表題の画像
企業のみどりの保全・創出に関する取組みの表題の画像
 
 
企業情報 鹿島建設株式会社
 
表彰・認定 「生物多様性につながる企業のみどり100選」企業緑地部門
緑の取組み 対象地 技術研究所飛田給研究センターおよび周辺社有施設の緑地 東京都調布市
対象面積 敷地面積: 14,634  u うち、緑地面積: 5,856  u
概要
この取組みは、技術研究所飛田給研究センター敷地内の緑地だけではなく、周辺にある社有地内の民家(一部現場事務所として利用)の庭園、社宅の緑地を含む、多様な緑地を含んでいます。植物の種類も非常に多く、生物にとって、多様な生息環境を提供しています。

鹿島建設株式会社は、業界に先がけて制定した「鹿島生物多様性行動指針」(2005年8月に定めた「鹿島生態系保全行動指針」を2009年7月に改訂)で、建設事業を通じた生物多様性の保全と再生を掲げ、研究開発や事業の提案によりその実現を目指しています。技術研究所飛田給研究センター再整備における研究開発拠点のリニューアルコンセプトの3つの柱には、「知識創造」研究の場のあるべき姿、「技術の鹿島」その飛躍の場、「地域と共に」そして地球へのメッセージが挙げられています。特に「地域と共に」では、武蔵野の森、多摩川などの周辺の自然環境との調和、共生を視野に入れ、快適環境の創造を目指しています。そのため、新実験棟では屋上緑化や環境分野の研究設備・機器を多く配置し、最先端のテクノロジーを開発するとともに、自然環境との共生を図るだけでなく、地域コミュニティと共に歩んでいく必要があると考えています。「鹿島生物多様性行動指針」に則り、リニューアルコンセプトの実現のために、建て替えに際しては、自然環境との調和と野生生物との共生を意図し、野生生物の利用を可能とする里山環境の復元を意識した「里山ゾーン」と、既に都市化が進んだ環境の中で、住民、通行者、研究所員が快適性を感じられるようなある程度管理された都市的な植栽を持つ「都市緑化ゾーン」を設け、外構に環境傾度を持たせながら環境の多様性を確保し、野生生物のそれぞれの種や利用者各個人の利用目的や好みにより、適する利用場所を選択できるように意識しました。

飛田給研究センターの建て替え計画は、新実験棟およびその敷地であるB地区の整備は完了しましたが、現在、建設中の研究本館及びその敷地であるA地区については、整備途中の状況なので、今回の範囲は、A地区を除く範囲となっています。
全体図の画像
全体図
多様な緑地の画像
多様な緑地
既存大径木(ケヤキ、エノキ)の画像
既存大径木(ケヤキ、エノキ)
公開緑地の桜並木とベンチの画像
公開緑地の桜並木とベンチ
蒸発散促進型屋上緑化と動物の画像
蒸発散促進型屋上緑化と動物
鳥類の生息ポテンシャル評価の画像
鳥類の生息ポテンシャル評価
巣箱で繁殖したシジュウカラの画像
巣箱で繁殖したシジュウカラ
緑地を利用する代表的鳥類の画像
緑地を利用する代表的鳥類
ヤギの除草試験と住民説明会の画像
ヤギの除草試験と住民説明会