企業情報 | 鹿島建設株式会社 | ||||
表彰・認定 | 「生物多様性につながる企業のみどり100選」企業緑地部門 | ||||
緑の取組み | 対象地 | 鹿島テラハウス南長崎 | 東京都豊島区 | ||
対象面積 | 敷地面積: | 11,314 u | うち、緑地面積: | 4,708 u | |
概要 | |||||
鹿島建設株式会社は、「鹿島生物多様性行動指針」を2005年8月に定め、それに基づいたさまざまな活動を進めています。 多様で豊かな生態系は、私たちの暮らしを支える、かけがえのない財産です。鹿島建設株式会社は、「100年をつくる会社」として、将来にわたり豊かな環境を維持し、良質な社会基盤を整備していくことを使命と考えています。地球規模での環境への影響が顕在化するなか、生物多様性の劣化は地球温暖化と並ぶ重要な課題であり、その解決には企業として果たすべき役割も大きいと考えています。また、生物多様性について、その保全と持続可能な利用に取り組み、人と自然が共生する社会の実現に貢献していくことを願っています。 それを実現するために、鹿島テラハウス南長崎で、長年の研究開発で積み重ねた科学的根拠に基づいて、既存緑地を改善しながら地域生態系と調和した建築と空間を創出して、生物多様性を守るためのさまざまな試みに取り組んでいます。 鹿島テラハウス南長崎は、平成3年度に大幅な建て替えを行い、高木を中心とした3,310.00uの緑地を整備しました。鹿島はこの緑地を地域の大切な環境資源と考え、約20年間にわたり維持管理に努めてきました。平成19〜21年度には、鹿島が開発した緑化パネル「グリーンスクェア」で、屋上・壁面の1,397.65uの緑化を行い、本施設の緑地は4,707.65u、緑被率は41.6%になりました。従来の高木を中心とした緑地に地被植物による緑地を追加整備したことにより、垂直方向の多様性を生み出し、生物多様性に貢献できる緑地に再整備しました。 緑地の再整備後は、本施設内でミツバチを飼育して本施設と周辺の環境が豊かなことを確認したり、親子ふれあい教室では管理で発生した剪定枝で昆虫を作り、できあがった作品は壁面緑化の展示スペースに飾って地域の人にも楽しんでもらっています。今後とも、人間を含むあらゆる生物が安全で快適に暮らせる街づくりの拠点になれる緑地の整備、維持管理、利活用を実践し、情報を発信していきたいと考えています。 |
![]() 全体図 |
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![]() 全体写真(主に地上の部分) |
![]() 全体写真(主に人工地盤の部分) |
![]() 敷地内の緑化状況 |
![]() 子供たちとのミツバチの採蜜 |
![]() 目線高さに設置した壁面緑化 |
![]() 剪定枝で作った昆虫 |
![]() 緑化効果の比較:サーモカメラ |