企業情報 | 株式会社世界貿易センタービルディング、株式会社明電舎 | ||||
表彰・認定 | 「生物多様性につながる企業のみどり100選」企業緑地部門 | ||||
緑の取組み | 対象地 | ThinkPark Forest | 東京都港区 | ||
対象面積 | 敷地面積: | 18,850 u | うち、緑地面積: | 6,065 u | |
概要 | |||||
JR大崎駅西口に位置するThinkpark Forestは、地域における人と自然の関係を再生することを目的とし、2007年8月に竣工した地上30階建てのオフィス・店舗・医療モールからなる複合施設の足元に位置する地域貢献施設として整備された大規模緑地です。 敷地の約4割を緑化し、在来種を中心に高木250本、低木12,000株、地被類約2500uの多様な植生を周辺環境と一体的に整備することによって、工場跡地であった場所に生物多様性の回復に貢献できる持続可能な緑地環境を創出しています。 緑地の計画にあたっては、目黒川下流域の水脈と東京湾から吹く夏の卓越風に着目し、周辺地形と一体となった微地形の操作によって敷地内に流れ込む風を新たな緑地で冷やしながら後背地の緑地へとつなげる取り組みを行っています。結果として、竣工後の夏にThinkpark Forest内で2℃、その他のエリアで1℃程の気温低下が確認されています。この「風の道」は、敷地内だけではなく周辺地域の熱負荷を軽減し、都市のヒートアイランド現象の緩和に貢献するだけでなく、生態系のつながりを再生する「生物の道」としての機能も併せ持つ、都市の中の持続可能な環境装置として維持されています。 これらの取り組みは、街づくりに携わる当社の道義的責任を発露としますが、都市の中に質の高い緑地環境を提供することによって地域との信頼関係を高め、地域環境を守り地域と共生することは、当社の経営方針に基づくものです。 |
![]() 全体図 |
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![]() 全体写真 |
![]() 北西から見る |
![]() ThinkParkに訪れたナミアゲハ |
![]() ThinkParkに訪れたトンボ |
![]() オフィスワーカーの憩いの場 |
![]() 高木と植生マット |
![]() 風の道 |
![]() 高木と屋上植生マット |