企業情報 | 株式会社ミサワホーム総合研究所 | ||||
表彰・認定 | 「生物多様性につながる企業のみどり100選」都市づくり部門 | ||||
緑の取組み | 対象地 | コーポラティブタウン埴の丘 | 東京都杉並区 | ||
対象面積 | 敷地面積: | 12,103 u | うち、緑地面積: | 4,841 u | |
概要 | |||||
「コーポラティブタウン埴の丘」は、建設から約30年経過した、緑に覆われた住宅地です。当住宅地はコーポラティブ(自主建設)方式を採用して「土地共有」の理念に基づいた協定を作っていることにより、居住者が一体となって緑を育て、守り続けています。 住環境の管理においては住宅団地管理規約や生活共同細則をまとめており、また管理組合の中に植栽委員会を設置し、毎年予算を決めて計画的に緑を増やしてきました。居住者が積極的に植栽および緑の維持管理を行ってきた結果、現在では樹齢20〜30年の屋根より高い樹木が生い茂る中に住宅が点在する環境となっています。 植栽委員会では下記の点を考慮して植栽および管理計画を立てています。 1. 地域の雑木林に生える樹種を優先的に選択 (例:ケヤキ、カシ、サクラ、モミジなど) 2. 樹木の健康管理 (専門の樹木医による診断) 3. 居住者の生活の利便性と自然環境のバランスの維持 当住宅地では、建設から約30年が経過していることにより、樹木が高木化して過密になった影響も出始めています。日照・通風の確保、住戸設備や各種ライフラインへの影響など、庭木が成熟したからこそ発生した問題がいくつもあります。その一つ一つと居住者(管理組合)が向き合い、生活と自然環境保全のバランスを維持しています。 コーポラティブタウン埴の丘は、住環境と生物多様性の保全の両立を考えていく上で、極めて先進的な取組みを行っている住宅地と言えます。 |
![]() 全体図 |
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![]() 全体写真(建設初期) |
![]() エントランス (2010年) |
![]() 共有スペースの緑 (2010年) |
![]() 住民が近隣公園に設置した腐葉土ボックス |
![]() 竣工当初の景観 (1981年) |
![]() 29年後の景観 (2010年) |
![]() 竣工当初の景観 (1981年) |
![]() 29年後の景観 (2010年) |