不動産投資・融資の動向や、投資家から見た政策上のニーズや課題などについて、国内の不動産投資家を対象に行った調査結果を公表しています。
(令和2年5月)
現在投資している不動産商品等の用途は、「オフィスビル」(19.3%)、「商業施設」(16.7%)、「ホテル・旅館」(13.5%)、「賃貸住宅」(13.3%)、「物流施設」(13.3%)の順に割合が高い。「ホテル・旅館」、「物流施設」、「データセンター」、「ヘルスケア(高齢者施設・医療施設)」、「公共施設」はいずれもこの3年間で増加傾向にある。
属性別に見た場合、「オフィスビル」への投資が多く、「データセンター」、「ヘルスケア(高齢者施設・医療施設」への増加傾向が概ね共通して見られる。
3年後の想定される投資不動産商品等の用途は、「ホテル・旅館」、「物流施設」、「データセンター」、「ヘルスケア(高齢者施設・医療施設)」の用途が伸びている。3年後の景気先行き感の中で、「ホテル・旅館」はインバウンド等の観光促進、「物流施設」はインターネット販売等の増進、「データセンター」は5Gの普及及びAI等の進化、「ヘルスケア(高齢者施設・医療施設)は、超高齢化社会への対応促進などが、それぞれの背景にあると考えられる。
■投資している不動産商品の用途(N=187)
→調査結果の詳細は以下の発表資料(令和元年度「不動産投資家アンケート調査」)をご参照下さい。
■調査対象
以下の4つのカテゴリーに属する機関・企業(以下、企業等)、合計1,105。
(1)企業年金 : 企業年金基金、厚生年金基金
(2)Jリート、私募リート、私募ファンド : Jリート、私募リート又は私募ファンドの運用会社
(3)金融機関 : 都市銀行、信託銀行・信託会社、地方銀行、外国銀行、リース会社、生命保険会社、損害保険会社、信用金庫、信用組合等
(4)事業会社 : 不動産会社、建設会社等
■調査内容
(1)各社の不動産への投資姿勢
(2)投資している不動産の立地地域
(3)特定用途及び条件付き不動産への投資姿勢
(4)我が国の不動産投資市場への認識・評価
これまでの発表資料 •令和元年度「不動産投資家アンケート調査」 NEW! •平成29年度「不動産投資家アンケート調査」 •平成26年度「不動産投資家アンケート調査」 •平成23年度「不動産投資家アンケート調査」 •平成21年度「不動産投資家アンケート調査」 •平成20年度「不動産投資家アンケート調査」 •平成19年度「不動産投資家アンケート調査」 •平成18年度「不動産投資家アンケート調査」 |