目次 > 第1章 最近の水害実態 > 1-1 異常気象と水害
1994年から2003年の10年間に日本の市区町村の97%以上が水害・土砂災害に襲われている。洪水氾濫域(洪水時の河川水位より低い地域)は日本全土の10%にしかすぎないが、その地域に人口の51%、総資産の75%が集中するため、いったん洪水氾濫が発生すれば、その被害は深刻なものになる。
■全国の水害・土砂災害の発生状況(1994年〜2003年)
国土交通省資料から作成
過去10年間に10回以上被災した市区町村は50%以上
1回以上の被災市区町村は90%以上に達している
■洪水氾濫域に集中する資産と人口
国土交通省資料から作成