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河川局

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水害レポート2004

平成16年度版


治水事業の効果事例(ダム事業)




7月13日新潟・福島豪雨   【信濃川水系笠堀ダム、大谷ダム、刈谷田川ダム(新潟県三条市、見附市、中之島町)】



今回の新潟・福島豪雨では多くの被害が発生したが、五十鈴川・刈谷田川では上流のダムが無ければ、よりいっそう被害が拡大していたと推定される。


新潟・福島豪雨新潟・福島豪雨
大谷ダム
大谷ダム
笠堀ダム
笠堀ダム
刈谷田ダム
刈谷田ダム
‐被害状況の比較‐

被害状況の比較
破堤箇所
右:地図をクリックすると拡大図が表示されます。



台風21号   【北上川水系四十四田ダム(岩手県盛岡市)】


台風21号における四十四田ダム流域平均総雨量は131mmとなり、ダム完成以来最大の流入量約960m3/sを記録した。四十四田ダムにおいては、最大流入量960m3/sに対し、ダムからの放流量を約500m3/sに抑えることにより、下流盛岡市街地では少なくとも約160棟の家屋等を洪水から守ることができ、大きな効果を発揮した。


三ツ森雨量観測所グラフ
ダム無し推定水位
盛岡市街地におけるダムの効果


予想浸水範囲



台風23号   【渡川水系中筋川ダム(高知県中村市)】


台風23号による中筋川ダムにおける最大流入量は管理移行後最大の約245m3/sであったが、最大流入時放流量は約49m3/sであり、ピーク時流入量の約8割をダムに貯留し、中筋川ダムの調節により磯ノ川の水位を87cm低減させたと推定される。磯ノ川地点では計画高水位を18cm超えており、中筋川ダムがなければ計画高水位を1.05mも超え、堤防が決壊の恐れのある危険な状態であったと推定される。


中筋川ダムがなかった場合H=9.41m(堤防オーバー)磯ノ川付近

磯ノ川付近

中筋川ダム諸量グラフ
中筋川ダム諸量グラフ


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