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河川局

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水害レポート2005

平成17年度版

河川・ダム事業の効果


早明浦ダムにより下流河川の水位を大幅に低減

早明浦ダムにより下流の浸水被害の軽減【吉野川早明浦ダム】


 台風14号により、早明浦ダムでは管理開始以来2番目の記録となる最大5,640m/sの流入量(計画高水流量4,700m/s)を記録しました。渇水により空っぽだった貯水池において、この洪水で利水及び治水容量の約94%にあたる約2億4800万mをダムに貯め込み、下流の被害軽減に大きな効果を発揮しました。
2日間に渡り約2億4,800万立方メートルの洪水を貯留。
高知県本山町・本山橋付近:ダム無しに比べて約5.2mの水位低減効果があった
ダムなしに比べ浸水面積と浸水家屋の低減効果があった
浸水面積・浸水家屋と数とも激減
注)実績浸水被害データはH17.9.20現在の暫定値、
ダムなしの被害データは氾濫シミュレーション結果による
出水前:貯水率0%(9月5日9時頃)矢印 出水後:貯水率100%(9月7日9時頃)
出水前  貯水率0%(9月5日9時頃) 出水後  貯水率100%(9月7日9時頃)

分かりやすい情報提供により被害軽減

洪水ハザードマップ


洪水ハザードマップとは?
河川管理者が作成する浸水想定区域図を基にして、浸水想定区域や洪水予報等の伝達方法、避難場所その他洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保を図るための必要な事項などを住民に分かりやすく示し、災害時における住民の迅速かつ円滑な避難行動や防災意識の高揚に役立てるマップ
※平成17年に改正された水防法では、浸水想定区域を含む市町村の長は洪水ハザードマップを作成し、各世帯に提供することが義務付けられています。
ハザードマップの作成支援体制 全国の公表状況 434市町村(平成17年9月30日現在)

浸水想定区域図、洪水ハザードマップの作成に係る各種手続きを作成

浸水想定区域等調査に係る予算補助

災害情報協議会を設置し、各自治体への実務を支援

全国の公表状況

特別警戒水位
   ※平成17年に改正された水防法の中で新たに位置づけられています。

特別警戒水位とは?
水位情報周知河川において、市区町村長が避難勧告等を発令する判断の目安の一つとなる水位
※水位情報周知河川
 洪水予報河川以外の河川のうち、洪水により重大又は相当な損害を生ずるおそれがあるものとして指定した河川
イメージ図 特別警戒水位の設定状況
イメージ図 特別警戒水位設定水系・河川数は国管理河川で50水系121河川、都道府県管理河川で390水系817河川
(平成17年11月1日現在)

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