ナベヅルは、全世界に生息する約11,000羽の内、10,000羽が鹿児島県出水地方で越冬しており、伝染病等の発生による絶滅が危惧され、越冬地の分散化は国際的な課題となっています。そこで、国は関係省庁連携で、平成13年度よりツルの越冬地の分散化計画を検討し始めました。その有力な候補地の1つとして四万十市も選定されています。
このような背景の下、湿地の保全・創出によるナベヅル・マナヅルの越冬地環境の再生・創出が求められていることから、河道内に湿地環境を再生することにより、ツルのねぐら環境等を確保することを目的に、地域住民等と連携して「ツルの里づくり」に取り組んでいます。