国土交通省では、安心して子育てができる環境整備のあり方に関する調査研究を実施し、乳幼児連れの外出時のニーズ把握や施設整備の実態把握等の調査を踏まえ、報告書をとりまとめました。
これからの少子化対策の一つとして、次の時代を担う子どもを安全で安心して育てることのできる生活環境整備が求められています。また、そうした生活環境整備の中でも衣食住に次ぐ重要性を有する移動や施設利用について、ユニバーサル社会の実現に向け、「妊産婦」及び「乳幼児連れ」を対象とした外出環境の整備、いわゆる「子育てバリアフリー」が求められています。
本報告書は、こうした観点から行政上の参考資料とすべく、国土交通省総合政策局より(財)国土技術研究センターに委託された調査研究事業として、(財)国土技術研究センターが行った検討成果をとりまとめたものです。
安心して子育てができる環境整備に向けた様々な取り組みのうち、国土交通省の施策として取り組むべき課題や方向性について概括的な整理を行った上で、子育てバリアフリーの現状、ニーズ、課題等を明らかにするとともに、有効な施設整備のグッドプラクティス等を紹介しています。
○調査検討会のメンバー
座長 大森 宣暁 東京大学大学院工学系研究科 講師
委員 長谷川 万由美 宇都宮大学教育学部 准教授
委員 八藤後 猛 日本大学理工学部 専任講師
委員 杉山 千佳 子育て環境研究所 代表
委員 中橋 恵美子 NPO法人わははネット 理事長
委員 松田 妙子 NPO法人せたがや子育てネット 代表理事
○報告書