「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に基づく「移動等円滑化のために必要な旅客施設又は車両等の構造及び設備に関する基準を定める省令」(以下「移動等円滑化基準」)については、平成18年12月20日に施行されてから約10年が経過しました。この間、高齢化社会の進展はもとより、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた「Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドライン」(以下「AGL」)策定の動きや、障害者差別解消法の施行、訪日外国人数の著しい増加(733万人(平成18年度)から1974万人(平成27年度))など、バリアフリー・ユニバーサルデザインを取り巻く環境は大きく変化してきています。
こうした中、「観光ビジョン実現プログラム2016」(注1)及び「ユニバーサルデザイン2020中間とりまとめ」(注2)においては、移動等円滑化基準及びバリアフリー整備ガイドライン(注3)の改正内容を議論する検討会を設置し、平成28年度末を目処に結論を得て29年度中を目途に改正することとされました。
このため、移動等円滑化基準及びバリアフリー整備ガイドラインの改正内容の検討を行う委員会を開催し具体の改正内容の方向性を整理することを目標とし、29年度においては、必要に応じ追加的な検討も行うこととします。
本報告書は第1回検討委員会~第3回検討委員会までの結果をとりまとめたものです。
(注1):平成28年5月13日 観光立国推進閣僚会議決定
(注2):平成28年8月2日 ユニバーサルデザイン2020 関係府省等連絡会議決定
(注3):「公共交通機関の旅客施設移動等円滑化整備ガイドライン」及び「公共交通機関の車両等の移動等円滑化整備ガイドライン」
報告書本文
・表紙 目次
・1. 検討の目的について
・2. 本年度の検討の内容について
・3. 本年度の検討の結果について
・4. 来年度の検討の内容について
参考資料
・参考資料 第1回~3回検討会議事録