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ハンドル形電動車椅子を使用した鉄道利用について

平成30年3月
国土交通省 総合政策局
鉄道局
 
ハンドル形電動車椅子を使用した鉄道利用について
 
 日本国内においてハンドル形電動車椅子を使用して鉄道を利用する場合の基本となる利用要件については、国土交通省の調査検討委員会において、これまでの運用状況、従来からハンドル形電動車椅子の構造要件を設定していない通勤型車両の利用実態、訪日外国人への対応の必要性、さらには海外における利用ルールの設定状況等を踏まえ検討した結果、平成30年4月1日から以下のとおりとなります。
(簡易な一覧表はこちら) 
 なお、実際の取扱いについては鉄道会社ごとに異なる場合がありますので、詳しくは、ご利用の鉄道会社にお問い合わせください。
 
※ハンドル形電動車椅子とは、ハンドルによって向きを変えることのできる電動車椅子及びこれと同様の構造を持つ電動車椅子のことをいいます。
 
1.ハンドル形電動車椅子で鉄道を利用する人の要件(人的要件)について
  ハンドル形電動車椅子で鉄道を利用する人の要件は、平成30年3月31日をもって廃止となります。
 
2.ハンドル形電動車椅子の構造についての要件(構造要件)について
(1)通勤型車両(デッキなし)を利用する場合
  ハンドル形電動車椅子の構造についての要件はありません。
 
(2)新幹線を含む特急型車両(デッキ付き)を利用する場合
   特急型の車両には通路の幅など物理的制約があるため、客室内の車椅子スペースの利用が可能なハンドル形電動車椅子の構造要件  
  は、以下のとおりとなります。
  ○寸  法
   ・全 長:1,200mm以下
   ・全 幅:700mm以下
  ○回転性能
   ・直角路走行性能([1]及び[2]の両方を満たすもの):
   [1]幅0.9mの直角路を5回まで切返して曲がれること
   [2]幅1.0mの直角路を切返しなしで曲がれること

   ・180°回転性能:
   1.8m未満の幅で180°の回転ができること
  ※ご希望に応じて多目的室を利用することもできます。
 
   また、ご使用のハンドル形電動車椅子が客室内の車椅子スペース利用のための構造要件を満たさない場合であっても、多目的室やデッキ 
 に乗車可能な場合があります。詳しくは、ご利用の鉄道会社にお尋ねください。(多目的室は、特急型車両に設置されていない場合もあります
 ので、ご注意ください。)
  
3.利用可能な車両について
(1)通勤型車両(デッキなし)
   すべて利用可能となっています。
 
(2)新幹線を含む特急型車両(デッキ付き)
   東海道・山陽新幹線N700系と同程度以上の客室内の車椅子スペース、車椅子対応トイレ、通路幅を有する車両は、安心して客室内の施設
      をご利用いただけます。それ以外の車両など、詳しくはご利用の鉄道会社にお尋ねください。
 
    ※ ハンドル形電動車椅子本体の座面シート下部(足元付近)に「星数表示シール」または「回転性能表示シール」が貼り付けられている場  
        合、回転性能欄に星印または丸印が3つ付いていれば、安心して上記「3.(2)」の特急型車両の客室内の車椅子スペースや多目的室をご
        利用いただけます。(詳しくはこちら
 
4.利用可能な鉄道駅
  原則として、エレベーター、スロープなどの整備により、段差が解消された駅でご利用いただけます。ただし、一部、駅の構造や工事中などの 
 状況によりご利用いただけない場合もあります。詳しくはご利用の鉄道会社にお尋ねください。
 
5.利用のルール
  ハンドル形電動車椅子で鉄道を利用する場合は、他の鉄道利用者と同様に、ご自身の責任においてご利用ください。
  鉄道駅は多くの方がご利用になります。安全な利用を心がけるとともに、鉄道駅係員の指示があった場合には、その指示に従うようお願いい
 たします。ご自身の、また、他の利用者との事故・トラブルを未然に防止するため、他の利用者と同様、他人に危害を加えたり、施設・設備など
 を損傷する恐れがあると鉄道会社が認める場合には利用をお断りすることもあります。ご理解、ご協力をお願いします。
  平成19年度に国土交通省が実施した調査研究では、速度2㎞/h以下であれば、一定の条件下でプラットホーム上の安定した通行が可能との
 実験結果が出されていますが、実際のホーム上の状況は様々です。ホーム上の移動、さらには駅構内や列車内の移動にあたっても、安全確
 保のため、周囲の状況を確認しながら、必要に応じてさらに速度を落とすなど、十分に低速で走行するようにしてください。
 
 
6.各鉄道会社への問合せ
  ハンドル形電動車椅子を使用して鉄道を利用する場合の各鉄道会社の利用要件の詳細については、各鉄道会社のホームページや問合せ窓口等でご確認ください。
(交通エコロジー・モビリティ財団が運営するらくらくおでかけネットには、各鉄道会社のハンドル形電動車椅子利用可能駅情報等が掲載されておりますので、併せてご参照ください。)
 

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