
空き家の発生原因は、半分以上が相続によるものです。親が元気なうちに家族でよく話し合い、方針を決めておくことが重要です。親が住まなくなった家をどうするかの方針を決めないまま子どもが相続すると、空き家のまま放置されてしまうケースが珍しくありません。
空き家にしないために、「誰が住むのか」「解体するのか」「売るのか」「貸すのか」など、親や子など家族と事前に話し合っておくことが大切です。
住まいが必要でなくなった際には、次のような住まいの「活かし方」「仕舞い方」を検討しましょう。特に、住まいが老朽化している場合は、そのまま「売る」「貸す」が難しいことが多いため、②や④のように住まいの解体も検討しましょう。

住まいのエンディングノート
国土交通省・日本司法書士会連合会・全国空き家対策推進協議会では、住まいの終活を考える際のツールとして、「住まいのエンディングノート」を作成しています。家族で住まいの将来のことを考える際にご活用ください。
空き家すごろく
空き家のことで困らないよう早めに家族で話し合うことの大切さを伝えるものです。家族構成や思い入れの深さなどによって直面する課題は様々ですが、判断を先延ばしにするうちに住まいの老朽化は進んでしまいます。家族や住まいの将来のために、今のうちに何ができるのか考えてみましょう
空き家をどうするかの対処の基本は、「仕舞う」(除却)と「活かす」(活用)です。詳しくは、「空き家になったら早めの行動を」をご覧ください。