● 賃貸借契約を結ぶと、貸主(大家さん)と借主(入居者)の双方が契約で定められた事項を確実に守る必要があります。トラブルを避けるためには契約書に署名、捺印するまでに契約内容をよく確認し、その内容を理解した上で契約しましょう。
● 退去に際しては、原状回復などに関する契約内容をよく確認した上で、退去手続きをしましょう。
● 締結した契約書は、敷金の精算等退去手続きの際に必要となる事項が記載されている重要な書類です。退去手続きが完了するまで大切に保存しましょう。
○入居時及び更新時に必要な費用を確認しましょう。
賃貸住宅に入居する際は、賃貸借契約に基づき敷金、礼金、保証金等の費用が必要となる場合があります。また、契約更新時においては、更新料が
必要な物件があります。
これらの内容について、契約を結ぶ前によく確認しましょう。
○原状回復の範囲、内容等を確認しましょう。
不明な点があれば契約を結ぶ前に不動産業者や貸主(大家さん)に、その意味や具体的な内容を確認しておきましょう。国土交通省では、原状回復の
費用負担のあり方につ いて、妥当と考えられる一般的な基準を「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」として取りまとめています。自身の契約内容とガ
イドラインを照らし合わせることも有用です。
また、鍵の交換費用、ルームクリーニング費用の負担といった特約についてもあらかじめ、契約前に確認しましょう。
○退去や解約の手続を確認しましょう。
退去や解約には申し入れ時期や条件について一定の手続きを経ることが必要とされています。この点についても、契約を結ぶ前によく確認しましょう。
Q.賃貸借契約の更新にあたり、更新料を請求されました。支払わなければならないのでしょうか。 |
Q.請求がきた原状回復費用に納得がいきません。請求額どおりに支払わなければならないのでしょうか。 |
Q.退去時に鍵の交換費用、ハウスクリーニング費用を借主(入居者)が負担することになっている特約は有効なのでしょうか。 |
Q.貸主(大家さん)の一方的な事情により、突然退去を求められました。すぐに出て行かなければならないのですか。 |