活用できる制度
歴史まちづくり法による
歴史を活かしたまちづくり
歴史まちづくり法に基づき、歴史的風致維持向上計画(歴史まちづくり計画)を作成し、国の認定を受けた都市(歴まち認定都市)では、文化庁・農林水産省・国土交通省の支援のもと、歴史・文化を活かしたまちづくりを進めています。
詳細はこちら歴史まちづくり法の概要
(通称:歴史まちづくり計画)
重点区域を設定
核となる文化財(重要文化財、重要伝統的建造物群保存地区など)と、一体となって歴史的風致を形成する周辺市街地により設定
- ● 文部科学大臣
- ● 農林水産大臣
- ● 国土交通大臣
歴史まちづくり計画が認定されると
様々な支援措置や制度を活用することができます
活用できる支援措置・制度
歴史まちづくり計画が認定されると、さまざまな支援措置や制度を活用できるようになります。ここでは、その一部をご紹介します。
支援措置・制度の詳細は、国土交通省ホームページをご覧ください。
補助対象拡大・国費率嵩上げ
+社会資本整備総合交付金などによる支援措置・制度を活用できます。
<例>
税制の特例措置
+歴史的風致を維持向上し、歴史・文化を活かしたまちづくりを推進するため、税制の特例措置を受けることができます。
<例>
歴史的風致形成建造物(市町村が指定)
+歴史的風致の維持・向上のため、保全等に取り組んでいる建造物を歴史的風致形成建造物として指定することができます。
建造物の所有者に管理義務や増築等に関する届出義務が生じ、所有者は管理・修理に関して文化庁の技術的指導を求めることができます。
<例>
町家などの歴史的建築物だけではなく、庭園や水路・石垣等の土木施設にも幅広く活用
歴史的建造物
庭園や水路
石垣
歴史的風致維持向上地区計画
+用途制限の特例により、歴史・伝統を活かした物品の販売や料理などを用途とする建築物等の立地が可能になります。
<例>
● 福岡県太宰府市
大宰府政庁跡前面の道路沿いの用途規制を緩和し、住宅及び店舗付き住宅のみ認められていた地区で、喫茶店や飲食店の専用店舗の立地が可能になりました。
<イメージ>
歴史的風致維持向上支援法人(市町村が指定)
+歴史まちづくりに取り組む主体として、専門的知識や実績等を有する公益法人又はNPO法人を「歴史的風致維持向上支援法人」として指定することができます。
歴史まちづくり計画でできること
市町村の総合計画や課題に照らし合わせて方針を定め、それに基づいたハード・ソフト事業を展開することで、地域の歴史や文化を活かしたまちづくりを計画的に進めることができます。
歴史のある街並みや建物を守ることができる
【修理前】
【修理後】
白河市では、街なみ環境整備事業を活用し、歴史的風致形成建造物の修理に助成を行い、歴史ある街並みの保全・継承に取り組んでいます。
道路空間を美しく整えることができる
【整備前】
【整備後】
長野市では、歴史まちづくり計画に位置づけた善光寺参道の無電柱化及び美装化を行い、道路空間の魅力向上に取り組んでいます。
街並みにあわない建物を取り除くことができる
【除却前】
【除却後】
犬山市では、歴史的観光資源高質化支援事業を活用し、犬山城下町のメインストリートに建ち、景観阻害物件となっていた公共施設を解体除却しました。
都市公園を整備することができる
復元整備後の玉泉院丸庭園
復元整備後の鼠多門・鼠多門橋
金沢市では、金沢城公園において、石川門の保存修理、河北門と橋爪門の復元により、明治期に焼失して以来134年ぶりに金沢城三御門が往時の姿を取り戻しました。令和2年7月には、鼠多門・鼠多門橋が復元整備されました。
まちの拠点・観光の拠点をつくることができる
高岡御車山会館(外観)
高岡御車山会館(館内)
高岡市では、国の重要有形・無形民俗文化財に指定されている「高岡御車山祭」に登場する御車山を通年展示する「高岡御車山会館」を整備しました。まち歩きや観光の拠点となっています。
紺屋町番屋(リニューアル後)
展示販売コーナー
盛岡市では、寄付をうけた建物を、歴史的風致形成建造物に指定。利活用の検討を始め、耐震・改修工事、内装工事などを行い、交流体験施設としてリニューアルしました。
お祭りや生業の保存・育成ができる
楮(こうぞ)の白皮を川さらしにする様子
楮生産組合活動支援事業(地元小学校児童の体験活動の様子)
美濃市では、手すき和紙抄造技術等を習得する者や、和紙原料の生産を行う者に対し、助成や支援を実施しています。また、販路拡大につながる取組も支援しており、美濃紙生産の継承を図っています。
民間団体の歴史まちづくり活動が進む
アンテナショップ「粋」
高麗門あさがお市
社会実験「ロジ・リンク」
PSオランジュリ保存活動
熊本市では、歴史的風致維持向上支援法人(歴まち支援法人)を積極的に指定し、各団体の特徴を活かした歴史まちづくりに取り組んでいます。
まちに対する誇りや愛着を育むことができる
郷土の歴史・文化への誇りの醸成
高山祭の様子
高山市では、市民の約78%が「文化財や伝承芸能が保存・継承され、郷土の歴史文化に誇りを持っていると感じている」と回答しました。(アンケート実施期間:平成29年5月18日〜6月10日)
高山祭は江戸時代から続く祭礼行事であり、屋台を守り続ける屋台組の人々の強い思いと誇りによって執り行われ、旧城下町を絢爛豪華な屋台が曳かれます。