航空

耐空証明を更新する場合

航空機の耐空証明制度のしくみ(その2:耐空証明を更新する場合)

耐空証明の有効期間は通常1年間です。したがって、1年ごとに耐空証明を更新しなければなりません。


耐空証明を更新するには、上図のように2つのプロセスがあり、

[1] 航空機の現状が基準に適合しているかどうかの検査を国が行う
[2] 国があらかじめ認定した航空機の整備事業者など(航空機整備検査認定事業場といいます)が航空機の現状を確認する
のいずれかにより、新しい耐空証明書が発行されます。


ただし、航空会社(航空運送事業者)が運航する航空機は、国土交通大臣の認可を受けた整備規程に従って整備が実施されています。すなわち、

  • 整備規程により整備方法を定め、整備体制を一定水準以上に維持する
  • 整備規程に従って整備がなされていることについて当局が指導・監督、随時監視を行う
こととなっており、継続して安全性・環境適合性が確保されていると認められる場合には、有効期間が「整備規程の適用を受けている間」とされているため、現在航空会社の運航している大多数の航空機は、1年ごとの耐空証明の更新は行われません。



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