地方航空路線活性化プログラム

地方航空ネットワークの安定的な確保を図るため、地域主体(地方公共団体、観光協会、商工会議所、エアライン等からなる協議会)が航空路線の維持に向けて実施した取組事例について、ご紹介します。

道東と道央を結ぶ道内航空ネットワーク活性化プロジェクト

対象路線と代替交通

実施主体

釧路空港利用整備促進期成会

対象路線

「釧路空港-札幌飛行場(丘珠空港)」

対象路線要件

旅客数

3.26万人(平成24年度)


運航便数

1日3便(平成26年4月現在)
※4月は運航機材の重整備により1便減便、通常は日4便運航

使用機材
SAAB 340B型機(36人乗り) 製造年~H9.12(1号機)、H10.5(2号機)、H11.4(3号機)


直行便と乗り継ぎ便の時間差

直行便:釧路空港 →(飛行時間50分)→ 丘珠空港

JR釧路駅 →(空港連絡バス約45分)→ 釧路空港 → (搭乗手続き・待ち時間40分)→(飛行時間:50分)→ 丘珠空港 →(待ち時間20分)→(空港連絡バス約25分)→ JR札幌駅

所要時間計 2時間55分

乗継便:なし


代替交通機関での実移動時間

4時間10分~5時間45分

(JR釧路駅)→(JR札幌駅)
JR(所要時間~平均4時間10分程度、6往復/日)
(釧路駅前バスターミナル)→(札幌駅前バスターミナル)
高速バス(所要時間~平均5時間45分、6往復/日)

実施した取組内容

取組(3ヶ年)の概要

取組 概要
バスターミナル等での運航情報提供事業(PDF:211KB) 釧路駅前バスターミナルにモニターを設置し、運航情報をリアルタイムで提供することにより、他交通機関への振り替えが必要なビジネス客等に欠航等の情報をより早く伝えることで利用者の利便性向上を図る。
空港アクセス利便向上事業(PDF:223KB) 釧路圏・札幌圏でのバス、レンタカーの利便性を周知し、ビジネス客、観光客の増加につなげるため、低価格の料金での提供可能性を検討するため、空港連絡バスやレンタカー料金低減化の実証実験を行う。
たんちょう釧路空港内聞き取り調査実施
丘珠空港駐車場料金無償化による利用者利便性向上事業(PDF:90KB) 移動料金を割引する実証調査と併せた空港アクセス上の課題を把握するためアンケート調査を実施
ラッピングバスによる航空路線PR(PDF:271KB) 空港連絡バス等へのラッピングにより釧路並びに札幌圏在住者に対し「釧路-丘珠線」を周知する。
機体広告・機内誌による釧路地域のPR(PDF:209KB) 観光目的の航空機利用者に対し、季節ごとの新たな釧路地域の情報を提供し、再訪を促すため、HAC機体広告及び機内誌制作を行う。
航空搭乗券の地域クーポン活用実証実験(PDF:174KB) 丘珠-釧路線の搭乗半券を釧路地域の飲食店等で活用できるクーポンとして活用し、航空路線の利用の促進を図るとともに釧路地域の経済活性化を図る。搭乗券を札幌、釧路地域の飲食店等で提示するとドリンクやフードメニュー、お土産品等の割引や特典等のサービス提供を受けられるよう実証的に実施し、利用率や効果等を検証する。
企業等ビジネス客対象とした認知度向上事業(PDF:82KB) 企業を対象に所属職員等の健康管理等の観点から航空機利用の推進するセミナーを実施
若年層のアイデアによるツアー商品造成(PDF:297KB) 若年層のアイデアで商品造成をし、若年層への利用促進を図る。
大学生など若年層によるワークショップ及び現地モニター視察によるモデルコース作成等を通じて商品造成を行う。
北海道新幹線開業に向けたツアー商品造成(PDF:106KB) 釧路~丘珠~函館の乗継を利用した新規需要の掘り起こしにつなげるため、北海道新幹線の開通により函館を訪れる本州観光客をターゲットとし、低価格でのツアー商品を造成する。
アクティブシニア、30歳代以上の女性等をターゲットとした旅行商品の造成(PDF:97KB) ターゲットを絞り込み、釧路市内中心のモニターツアーと釧路管内を周遊するモニターツアーを企画。
WEBによる各種情報発信(PDF:69KB) 各種の取組や釧路地域の観光情報等を高めるため、WEBページを作成。