地方航空路線活性化プログラム

地方航空ネットワークの安定的な確保を図るため、地域主体(地方公共団体、観光協会、商工会議所、エアライン等からなる協議会)が航空路線の維持に向けて実施した取組事例について、ご紹介します。

コウノトリ但馬空港利用促進大作戦 ターゲット70

対象路線と代替交通

実施主体

但馬空港推進協議会

対象路線

コウノトリ但馬空港―伊丹空港

対象路線要件

旅客数

25,927人(平成24年度航空輸送統計)


運航便数

日2便:プロップ機(平成26年4月現在)

運航会社:日本エアコミューター(株)


直行便と乗り継ぎ便の時間差

※乗り継ぎ便なし


代替交通機関での実移動時間

198分

  豊岡市役所→ 豊岡駅→ 宝塚駅→ 石橋駅→ 岡町駅→ 豊中市役所
交通機関 徒歩 JR特急 阪急 阪急 徒歩  
所要時間 8分 145分 18分 6分 8分  
乗換時間 0分 10分 3分 0分    

実施した取組内容

取組(3ヶ年)の概要

取組 概要
パフォーミング・アーツツーリズム(着地点の観光基盤整備と旅行商品の造成)(PDF219:KB) <概要>
従来の観光「見る」「食す」に「体感」「共感」「参加」「交流」の新たな要素を加えた旅行商品「パフォーミング・アーツツーリズム」を開発する。また、これらの取組をアーティストと市民の両方にスポットをあてたドキュメント映像、ウェブサイト、PRイベント、雑誌等で情報発信し、3年間の実証期間中に、全国に浸透させる。

<ターゲット>
首都圏を中心に全国からの観光客

<効果>
・新たな観光需要の創出による航空機利用者の増加
・市民、アーティスト、観光客の交流による地域活性化
機内でのおもてなし(PDF:132KB) <概要>
旅客が航空機に乗った瞬間から、心地よく但馬に迎え入れ又は送り出すことで、旅客の満足度を更に高めるため以下の事業を実施した。
・航空機内での地元銘菓配布
・座席ヘッドカバーを利用した観光 PR、企業広告
・キャビンアテンダントによる観光情報アナウンス
・機体ラッピング

<ターゲット>
主に観光目的の航空機利用者

<効果>
・地元企業・商店の活性化
・話題性の高いPRによる航空機利用者の増加
VISIT但馬HP(PDF:139KB) <概要>
但馬空港の存在を国内外に発信し、訪日・在日外国人の空港利用を喚起する。
・訪日外国人への情報発信
 JAL「Guide to Japan」に但馬の特設HPを公開
 JALホームページ上にてマイルキャンペーンを実施
・在日外国人への情報発信
 「Trip adviser」」へ但馬の特設HPの広告の掲載

<ターゲット>
・訪日外国人観光客、在日外国人観光客

<効果>
増加傾向にある外国人観光客の但馬空港の利用促進
地域周遊促進レンタカー(PDF:267KB) <概要>
但馬-伊丹路線搭乗者でレンタカーを利用する方に、但馬ファンクラブの1週間会員証を無料で提供。
これにより、レンタカークーポンに加え、但馬内の温泉・宿泊施設・飲食店・レジャー施設など200以上の施設で料金の割引等が効くクーポンも利用することができる。

<ターゲット>
主に観光目的の航空機利用者

<効果>
・空港利用者の利便性向上
・但馬ファンクラブとのコラボによる地域周遊促進と地域活性化
伊丹発便欠航代替乗合タクシー(PDF:226KB) <概要>
伊丹発-但馬便が欠航した場合に欠航代替乗合タクシーを運行する。
・通常欠航時:JR宝塚駅行きの欠航代替乗合タクシー
・夕方便引返し欠航時:JR豊岡駅行きの欠航代替乗合タクシー

<ターゲット>
・土地勘のない関東方面からの利用者
・欠航を恐れ、航空機利用を敬遠してきた方

<効果>
欠航への不安の緩和による、航空機利用の促進
利用者層拡大キャンペーン(PDF:97KB) <概要>
<地元外対策>
(1)大阪・東京での但馬観光PR・新規ツアー
・広告媒体を通じて、大阪、東京で但馬空港や但馬の観光PRを実施するとともに、大阪発の新規ツアーを企画する。
<地元対策>
(2)初利用キャンペーン
(3)特定の団体等をターゲットとしたツアー
(4)ビギナーズブックを活用したPR
(5)伊丹空港での乗継を利用した羽田以外の新たな旅行商品を企画