1月21日(火)、国土交通省は、北海道・日本海側港湾とロシア極東港湾における連結性強化に向けた課題を把握するため、日露関係者との間で意見交換会を開催。
背景
○ 昨年12月モスクワで開催された貿易経済に関する日露政府間委員会第15回会合において、極東と日本の北海道・日本海側の連結性を強化し,全体を一つの経済圏として開発する可能性について双方で協力を進めていくことで一致。
○ これを受けて、国土交通省港湾局では、連結性の向上を図るための課題について把握するため、日本海側の港湾管理者、フォワーダー、荷主及びロシア鉄道株式会社等との意見交換会を開催。
日時
令和2年1月21日(火)14:00~17:30
場所
都市センターホテル 6階601(東京都千代田区平河町2-4-1)
参加者
日本側:国土交通省、港湾管理者、フォワーダー、民間企業 等
ロシア側:ロシア鉄道株式会社、FESCO、駐日ロシア通商代表部 等
結果概要
・まず、国土交通省より、「8項目の協力プラン」の概要を説明。
・続いて、シベリア鉄道による貨物のトライアル輸送の結果概要について、国土交通省、ロシア鉄道、本邦民間企業から発表。
・トライアル輸送の結果として、定時性、輸送品質について概ね問題が無かったとの評価で一致。
・他方、輸送コスト、通関手続き、貨物のトラッキング、コンテナ混載輸送(LCL)については、日本側より改善を要望。
・ロシア側から、輸送コストについては、貨物が増えればボリューム・ディスカウントが可能との発言あり。
・ロシア鉄道パブロフスキー副社長から、シベリア鉄道の輸送品質についてよい印象を持って頂いていることに感謝。日本側が課題と指摘した事項については、ロシア関係機関とも話をしつつ、サービスの向上に努めていくことを表明。
・結びに石橋産業港湾課長より、引き続きロシア側と協力し、今後実輸送につなげていくための取組みをすすめていくことを表明。