海事

世界海の日パラレルイベント2015

  第20回目の海の日となる7月20日(月・祝)及び翌日21日(火)に、世界海事機関(IMO)及び「海の日」特別行事実行委員会との共催により、日本初となる「IMO世界海の日パラレルイベント2015」を開催しました。
 
  当イベントは、20日に太田国土交通大臣出席の下で行われた開会式で幕を開けました。 その後、2日間にわたり「海事の教育及び訓練」をテーマに国際シンポジウムを開催し、議論の結果を『横浜宣言』としてとりまとめました。あわせて、2日目には開催地である横浜市において、日本の海事遺産等を巡るエクスカーションを開催しました。そして、閉会式では、西村副大臣が当イベントの総括を行うとともに、次期開催国であるトルコに開催国旗を引継ぎました。  

  今般のイベントをとおして、世界60か国からの約160人を含む400人を超える方々にご参加いただき、盛況のうちに幕を閉じました。

世界海の日パラレルイベントとは

 1978年に制定された世界海の日には、毎年、IMOの活動を反映した特定のテーマが定められています。IMOでは、このテーマに沿った祝賀行事を毎年9月末にIMO本部(ロンドン)で開催しています。

 2015年の「世界海の日」のテーマは「海事教育訓練」(Maritime Education and Training) です。
 このテーマは、海事教育訓練のより広い領域、とりわけその充実度と品質に焦点を当てることを意図しています。これは、海事産業の持続可能性確保という点において、資格のある人的資源の質、実践的なスキルと能力を維持することが安全·安心な海運業の基盤として重要であることに即しています。
 
 2017年には、1978年STCW条約が改正され、船員の訓練と教育のための国際的な基準が定められる予定です。その基準の遵守は実際の船舶の航行に不可欠ですが、それに携わる船員や陸上で働く者の技能や能力は効果的な海事教育訓練を通じてのみ、維持、更新、向上させていくことが可能なのです。

 より詳しい情報は、IMOホームページもご覧下さい。IMO - World Maritime Day(英語)

イベント詳細

概要

◆日 時:2015年7月20日(月・祝)、21日(火)

◆会 場:ザ・キャピトルホテル東急   1階「鳳凰の間」(東京・20日)
     ホテルニューグランド 3階「ペリー来航の間」(横浜・21日)

◆主 催:国土交通省
         国際海事機関(IMO)
        「海の日」特別行事実行委員会

◆プログラム

◆開催結果概要

 

シンポジウム映像・プレゼンテーション資料等

◆開会式   映像(日本語英語

  • 太田 昭宏 国土交通大臣 挨拶
  • 關水 康司 国際海事機関(IMO)事務局長 挨拶
  • 宮原 耕治 「海の日」特別行事実行委員会会長 挨拶

◆セッション1:海事教育・訓練に関するこれまでの取組   映像(日本語英語
モデレーター :
  • (一財)運輸政策研究機構国際問題研究所長 鷲頭 誠氏
スピーカー :
  • IHS Maritime 首席海事アナリスト  リチャード・クレイトン氏   資料
  • IMO 人的因子訓練当直小委員会議長 ブラッドリー・グローブス氏   資料
  • フィリピン海事産業庁長官 マキシモ・Q・メヒア氏   資料
  • 国際海事大学連合議長 グレン・ブラックウッド氏   資料
  • 国際タンカー船主協会取締役 キャサリナ・スタンツェル氏   資料

◆セッション2:海事から海洋への広がり   映像(日本語英語
モデレーター : 
  • 早稲田大学法学学術院教授 河野 真理子氏
スピーカー :
  • 東京大学副学長 大和 裕幸氏   資料
  • 国立研究開発法人海洋研究開発機構理事 堀田 平氏   資料
  • 国際連合海事海洋法部長 ガブリエレ・ゲッチェ=ヴァンリ氏
  • 世界海事大学(WMU)学長 クレオパトラ ダンビア=ヘンリー氏

◆セッション3:次世代に海を親しませるための教育   映像(日本語英語
モデレーター :
  • 東京大学大学院教育学研究科教授/海洋アライアンス海洋教育促進研究センター長 田中 智志氏
スピーカー :
  • モントレーベイ水族館副館長 マーガレット・スプリング氏   資料
  • 元気仙沼市教育委員会副参事、日本ユネスコ国内委員会委員 及川 幸彦氏   資料
  • 文部科学省初等中等教育局視学官 田村 学氏   資料
  • The Nature Conservancy ディレクター クリスタ シングルトン キャンベッジ氏   資料
  • 政治解説者(交通政策審議会委員) 篠原 文也氏

◆セッション4:将来の海事教育・訓練のあり方   映像(日本語英語
スピーカー :
  • IMO 理事会議長 ジェフリー ランツ氏
  • 国際海運会議所会長 諸岡 正道氏
  • 国土交通省海事局長 森重 俊也

◆横浜市 鈴木伸哉副市長講演   映像(日本語英語)   資料

◆特別セッション   映像(日本語英語
スピーカー :
  • 關水 康司 IMO事務局長
  • WMU 学長 クレオパトラ ダンビア=ヘンリー氏
  • 国際海事法研究所学長 デヴィッド・アタード氏

◆セッション5:海事遺産を活用した教育   映像(日本語英語
スピーカー :
  • 産業考古学会前理事長・法政大学兼任講師 中川 洋氏   資料
  • 在日本サンマリノ大使(在日外交団団長) マンリオ カデロ氏
  • (公財)帆船日本丸記念財団理事、横浜みなと博物館館長 志澤 政勝氏   資料

◆会議総括   映像(日本語英語)   横浜宣言
  • 国土交通省海事局長 森重 俊也

◆閉会式   映像(日本語英語
  • 西村 明宏 国土交通副大臣 挨拶
  • 林 文子 横浜市長 挨拶
  • 關水 康司 IMO 事務局長 挨拶
  • 次期開催国(トルコ)に、パラレルイベントの旗の引継ぎ

 ※映像は、インターネットエクスプローラーで開いてください。リンクボタンを押すと音声とともに映像が再生されますのでご注意ください。
 ※発言者が英語で発言している場合の日本語映像、発言者が日本語で発言している場合の英語映像はそれぞれ同時通訳の音声を使用しています。

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