「水の日」及び「水の週間」は、水の大切さや水資源開発の重要性に対する国民の関心を高め、理解を深めるため、昭和52年の閣議了解により政府が定めたものです。 年間を通じて水の使用量が多く、水についての関心が高まる時期である8月の初日を「水の日」(8月1日)とし、この日を初日とする一週間(8月1日~7日)を「水の週間」として、水に関する様々な啓発行事を毎年実施しており、今回で42回目を迎えます。
国民に広く水が健全に循環することによってもたらされる水の恵みや健全な水循環の重要性についての理解と関心を深めてもらうため、関係府省や都道府県等と連携し、全国的に水に関する啓発行事を実施しました。
主催機関:水循環政策本部、国土交通省、東京都、水の週間実行委員会
後援機関:文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、環境省、
(独)水資源機構、(公財)日本科学技術振興財団、日本放送協会、(一社)日本新聞協会
平成30年8月1日(水)に東京都千代田区のイイノホールにおいて、約400名にご来場いただき、「水の日」を記念する政府主催行事「水を考えるつどい」を開催しました。
主催者側から石井啓一国土交通大臣・水循環政策担当大臣、中島高志東京都都市整備局理事及び虫明功臣水の週間実行委員会会長によるご挨拶の後「第40回全日本中学生水の作文コンクール」の表彰が行われました。
作文コンクールについては、応募総数は国内外から14,151編にのぼりました。表彰式では、最優秀賞1名、優秀賞8名に賞状が手渡されました。
表彰式に続いて、最優秀賞を受賞した宮城県仙台二華中学校3年の井崎英里さんによる、受賞作文の朗読が行われました。
休憩を挟んで、原田啓介大分県日田市長より、「流域の暮らしを支える水の郷をもっと豊かに」と題して基調講演が行われました。その後、コーディネーターとして、フリーアナウンサーの青山佳世さんにご参加いただき、関西福祉大学の金沢緑教授、横浜市水道局水源林管理所の温井浩徳所長、東京農業大学の宮林茂幸教授、サントリー株式会社の山田健チーフスペシャリスト、前段で基調講演をいただいた原田啓介大分県日田市長、水循環政策本部事務局の佐藤克英事務局長の計7名でのパネルディスカッションが行われました。
石井啓一国土交通大臣・水循環政策担当大臣による
主催者挨拶
原田啓介大分県日田市長による基調講演の様子
パネルディスカッションの様子
8月14日から16日の3日間、東京国際フォーラムが開催する「丸の内キッズジャンボリー2018」において水のワークショップ・展示会を開催しました。「教えて!水のこと!~水の大辞典~」をテーマに水に関するパネル展示や、参加体験型の実験、ワークショップなどを実施し、開催期間中には小学生の親子を中心に約1,300人が来場しました。
【ワークショップ】
「森林の働きとおいしい水」 <一般社団法人 日本治山治水協会>
「水道キャラバン2018~東京の水道を学ぼう~」 <東京都水道局>
「クイズと実験で雨と水のふしぎを知ろう!」 <特定非営利活動法人 日本水フォーラム>
「気象キャスターが教えます!雲や雨のお話し」 <特定非営利活動法人 気象キャスターネットワーク>
「すごいな!いのち育てる農業用水」 <公益社団法人 農業農村工学会/全国水土里ネット>
「でまえ授業 ~みんなの下水道~」 <東京都下水道局>
【常設展示】出展団体一覧(順不同 )
東京都水道局
国土交通省水管理・国土保全局下水道部/東京都下水道局/GKP(下水道広報プラットフォーム)
一般社団法人 ダム工学会/ダム工事総括管理技術者会
公益社団法人 農業農村工学会/全国水土里ネット
一般社団法人 日本治山治水協会
国土交通省 関東地方整備局
巧水(たくみ)スタイル推進チーム
特定非営利活動法人 日本水フォーラム
独立行政法人 水資源機構
水の展示会の様子
クイズと実験で雨と水のふしぎを知ろう!【特定非営利活動法人 日本水フォーラム】
全国の中学生及び海外日本人学校在学の日本人中学生を対象に、「水について考える」をテーマとする「全日本中学生水の作文コンクール」を開催しました。
平成26年度に施行された水循環基本法により、本コンクールを政府全体の取組とするため、最優秀賞に内閣総理大臣賞を、優秀賞に厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、経済産業大臣賞、環境大臣賞が創設されました。
応募総数は国内外から14,151編にのぼり、各都道府県の地方審査、中央審査会の審査等により、最優秀賞1編、優秀賞8編、入選32編及び佳作132編が選ばれました。
(作文のタイトルをクリックしていただくと、作品をご覧いただけます。)
最優秀賞 1編
内閣総理大臣賞
時をこえて~未来へ~ 宮城県 宮城県仙台二華中学校 3年 井崎 英里
優秀賞 8編
厚生労働大臣賞
水道水が手元に届くまで 愛知県 扶桑町立扶桑中学校 1年 真野 聡真
農林水産大臣賞
水の恩恵 鹿児島県 学校法人津曲学園 鹿児島修学館中学校 2年 松久保 幸来
経済産業大臣賞
めぐる一筋の水 愛媛県 今治市立近見中学校 2年 森 温大
国土交通大臣賞
源流の里から未来をつくる 山梨県 小菅村立小菅中学校 1年 古谷 梨那
環境大臣賞
室根の里から海をおもう 岩手県 岩手県立一関第一高等学校附属中学校 3年 菅原 菜央
全日本中学校長会会長賞
豊川の清掃活動から水について考える 愛知県 豊橋市立章南中学校 3年 渡辺 風花
水の週間実行委員会会長賞
今も昔も 群馬県 群馬大学教育学部附属中学校 3年 和田 菜花
独立行政法人水資源機構理事長賞
「ありふれた水に思う-二つの感謝」 福岡県 福岡教育大学附属福岡中学校 2年 宇野 由里子
入選 32編
入賞者一覧はこちら 〔PDF:93KB〕
佳作 132編
最優秀賞受賞者 井崎英里さんによる受賞作文の朗読
第40回水の作文コンクール 受賞者集合写真
平成30年8月3日(金)に中央合同庁舎3号館4階特別会議室にて、「平成30年度水資源功績者」の表彰式が行われ、
石井啓一国土交通大臣より表彰状が授与されました。
平成30年度は、水資源の保全などに継続的に貢献された個人1名及び団体4組が水資源功績者として表彰されました。
(個人名、団体名をクリックすると、功績内容をご覧になれます。)
【個人】
・名古屋 保男 (新潟県)
【団体】
・十和田市名水保全対策協議会 (青森県)
・南紀用水土地改良区 (和歌山県)
・特定非営利活動法人新町川を守る会 (徳島県)
・富士フイルム九州株式会社 (熊本県)
功績概要はこちら (PDF:52KB)
平成30年度 水資源功績者表彰受賞者
水とのふれあいフォトコンテストは、平成26年3月に成立した水循環基本法に基づく「水の日」の関連行事であることを踏まえ、健全な水循環の重要性や水資源の有限性、水の貴重さ、水資源開発の重要性について国民の間に広く理解と関心を深めることに資する作品を全国から募集しました。
平成28年度の第31回目より、若年層・女性も含めてより広く作品募集を行うため、従来のカラープリント部門に加え、SNS 部門が設けられました。
平成30年度は、カラープリント部門で1,956点のご応募をいただき、下記のとおり表彰者が決定しました。
『カラープリント部門』
【グランプリ】 国土交通大臣賞 画題:「あぜ道」 大社 正照
【優 秀 賞】 東京都知事賞 画題:「都心の氷点下の美」 鈴木 健之
水の週間実行委員会会長賞 画題:「アスリート」 岡崎 祐子
独立行政法人水資源機構理事長賞 画題:「観光ナイト放流」 清水 進
【特 別 賞】 審査委員特別賞 画題:「風と波のジュエリーアイス」 白山 健悦
【特 選】 5名
【入 選】 10名
『SNS部門』
【グランプリ】 画題:「水はまるで天空の鏡でした。」 moo81516
【特 別 賞】 画題:「水は友達でした。」 3flower
画題:「水は色んな表情の持ち主でした。」 おちゅん
水とのふれあいフォトコンテストの詳細と入賞写真は、こちらをご覧ください。(水の日・水の週間ウェブサイト)
【カラープリント部門 グランプリ】国土交通大臣賞 「あぜ道」
【SNS部門 グランプリ】「水はまるで天空の鏡でした。」
平成30年8月1日(水)~2日(木)に開催された「子ども霞が関見学デー」において、「水について考えてみよう!」をテーマに、水の重要性、貴重さなどの理解を深めるパネル展示や、水を大切に使う方法を分かりやすく体験できる「巧水(たくみ)スタイルヒント!ボード」を展示し、多くの子ども達に楽しく学んでいただきました。
子ども霞が関見学デーの様子
※平成30年度に実施予定であった「水の週間一斉打ち水大作戦 in 国土交通省」は、諸事情により中止となりました。