膜処理は、わが国が世界屈指の技術・ノウハウを有している技術であり、下水道施設の効率的な機能高度化などへ活用することが期待されています。また、今後わが国企業による水ビジネスの海外展開に向け、国内で膜処理技術のノウハウを高めておくことが重要です。
国土交通省においては、今後改築需要が増大する中大規模下水処理場への適用を中心に膜処理技術の普及を図っていくため、地方公共団体が膜処理技術を導入するために必要な環境整備を進めるとともに、技術的なガイドラインを取りまとめることを目的とする下水道膜処理技術会議を平成20年6月に設置しました。同会議における3回にわたる審議を踏まえ、平成21年5月には「下水道への膜処理技術導入のためのガイドライン[第1版]」を取りまとめたところです。
さらに、下水道における膜処理技術の中心になると考えられる膜分離活性汚泥法(MBR)の本格的な普及促進に向け、国土交通省では、平成21年度に、「既設下水処理施設の改築における膜分離活性汚泥法適用化実証事業」及び「膜分離活性汚泥法を用いたサテライト処理適用化実証事業」を行い、MBRの適用性を実証するとともに、MBRと適合する計画放流水質区分の取り扱いを定めました。また、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)においても、「省水型・環境調和型水循環プロジェクト」を平成21年度より開始するなど、他の機関においても水ビジネス展開のための膜処理技術の研究開発・実証が推進されています。
下水道膜処理技術会議では、これらの実証事業や研究開発の成果と、国内外における最新の知見とを、「下水道への膜処理技術導入のためのガイドライン」に反映させて、これを同ガイドライン[第2版]として取りまとめることとし、今後この取組みを「日本版次世代MBR技術展開プロジェクト(A-JUMP)」として、新たな体制の下で推進していくこととしました。
【議事】
(1)前回議事概要の確認
(2)下水道への膜処理技術導入のためのガイドライン(第1版)(案)
(3)膜処理に関する話題提供
(4)その他
【議事概要】
第3回委員会議事概要(124KB )
【配付資料】
第3回下水道膜処理技術会議議事次第(126KB )
資料1 第3回下水道膜処理技術会議 委員名簿(88KB)
資料2 第2回下水道膜処理技術会議 議事概要(100KB)
資料3 指摘事項に対する対応について(808KB)
資料4 下水道への膜処理技術導入のためのガイドライン(第1版)(案)(3,564KB)
資料5 EUにおけるMBR標準化の動向【日本下水道事業団】(1,827KB)
資料6 浸透型中空糸膜を用いたMBRの処理特性と適用事例【(株)神鋼環境ソリューション】(944KB)
資料7 MBRの技術概要とその導入事例【旭化成ケミカルズ(株)】(3,733KB)
資料8 NEDO POST3 21年度新規研究開発プロジェクト(案)概要【NEDO】(1,085KB)
【議事】
(1)前回議事概要の確認
(2)膜処理に関する話題提供
(3)下水道膜処理技術ガイドライン(第1版)(案)
(4)その他
【議事概要】
第2回委員会議事概要(91KB)
【配付資料】
第2回下水道膜処理技術会議議事次第(71KB)
資料1 第2回下水道膜処理技術会議 委員名簿(67KB)
資料2 第1回下水道膜処理技術会議 議事概要(61KB)
資料3 有機平膜の導入事例 (株式会社クボタ)(1,768KB)
資料4 ドバイにおけるMBRの現状 (有限責任中間法人膜分離技術振興協会)(747KB)
資料5 下水道膜処理技術ガイドラインの構成について(69KB)
資料6 下水道膜処理技術ガイドライン(第1版)(案)(2,167KB)
資料7 水処理技術委員会の概要(60KB)
【議事】
(1)下水道膜処理技術会議の設置について
(2)膜処理技術の現状について
(3)下水道膜処理技術ガイドライン(第1版)素案
【議事概要】
第1回委員会議事概要(84KB)
【配付資料】
第1回下水道膜処理技術会議議事次第(102KB)
資料1 第1回下水道膜処理技術会議 委員名簿(81KB)
資料2 下水道膜処理技術会議の設置について(470KB)
資料3 日本で膜ろ過施設は定着するのか(402KB)
資料4 日本下水道事業団における膜分離活性汚泥法への取り組み(1,403KB)
資料5 下水道膜処理技術ガイドライン(第1版)素案(1,059KB)