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河川局

I.平成13年度河川局関係予算の概要

第2 予算の主要事項



1.重点事項



1−2 都市基盤整備、IT革命の推進、環境問題への対応、高齢化対応等21世紀の新たな発展基盤の整備(日本新生特別枠対応)

 豊かで美しい日本の新生を支えるため、IT革命、環境、高齢化、都市基盤整備の課題に対応し、21世紀の新たな発展基盤となる社会資本の整備を重点的に実施する。

(1)都市基盤整備

1. 都市機能等の壊滅的被害を防ぐ大規模災害等緊急対策
[事業費:1,592億円、国費:1,098億円(うち日本新生特別枠国費:84億円)]
 県庁所在地等の政治経済中枢都市における大規模水害による壊滅的被害防止対策や、過去10年間に土砂災害による人的被害が発生した都市等における緊急対策として、スーパー堤防整備事業、高潮・侵食対策及び土砂災害防止対策等を実施する。
  • 約20kmのスーパー堤防整備、約300kmの堤防強化を2003年までに概成
  • 治水上重要な37のダム事業について、2010年までに洪水調節効果を発揮
  • 平成13年度は、荒川(スーパー堤防整備:東京都)、中村町(土砂災害対策:神奈川県)、藤沢海岸(高潮対策:神奈川県)等約230箇所で実施
○大洪水がもたらす壊滅的被害
首都圏北部を流れる利根川における最近の大きな出水としては、平成10年9月台風5号(戦後3番目の流量を記録)があるが、この時にもし、利根川の堤防が決壊していれば、被災人口約 188万人、想定被害額約13兆円にものぼり、首都圏に壊滅的な被害が及んだものと推定される。
○平成11年8月豪雨の教訓
平成11年8月豪雨の際に荒川では、戦後3番目に高い水位を記録。荒川下流部に位置する京成押上線橋梁では、橋桁に波しぶきがかかるところまで水位が上昇。
 中枢都市の動脈網が洪水により寸断される危険性は、まだまだ大きいのが現状である。

京成押上線橋梁の出水状況(平成11年8月)】

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【荒川(岩淵地点)年最高水位】

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○まちづくりと一体となって都市にゆとりと潤いをもたらす海岸整備の推進【連携】
都市部の海岸において、高潮や侵食から地域を防護するため、近接する港湾海岸事業と連携し、港湾区域で浚渫した土砂等を他の海岸の養浜材料として侵食箇所に活用する等、モデル事業を実施する。

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