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河川局

I.平成13年度河川局関係予算の概要

第2 予算の主要事項



(5) 新規採択事業

1. 筑後川水系ダム群連携事業実施計画調査

 筑後川流域は水道用水や農業用水等の幅広い水利用が行われているが、近年の少雨化の影響もあり、頻繁に渇水が発生する等良好な河川環境の維持、既得用水の安定的取水等が困難となっている。このため、安定的な河川流量(不特定用水)の確保が急務となっており、筑後川本川中流部からダム、ダムまでを導水路で結び、ダムを含めた3ダムの効率的な活用を図ることにより、筑後川下流の環境の維持等に必要な流量の補給を行う。

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2. 切目川ダム建設事業

 和歌山県の切目川流域では、下流部の市街化の進展により洪水氾濫区域内の資産が増加する傾向にある中で、昭和63年、平成3年、5年と度重なる洪水被害を受けており、早急な治水対策が望まれている。一方、利水についても過去10年間に4回の渇水被害が生じている。また、利水者である印南町では水道水源の一部を不安定なため池等に依存しているため、ダムによる水道用水の開発に大きな期待がよせられている。このため、切目川上流に洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道用水の確保を目的としたダムを建設する。

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3. 広島西部山系直轄砂防事業

 広島西部山系は、中国地方を東西に結ぶ主要な交通幹線である山陽新幹線や山陽自動車道等が横断しているなど、社会経済的に重要な場所に位置している。一方、当該地域は崩落を起こしやすい特殊土壌である「まさ土」と呼ばれる花崗岩地帯であるため、過去から多くの大規模な土砂災害が発生している。近年では、平成11年6月29日の梅雨前線豪雨による土砂災害によって、24名の死者を出すなど甚大な被害が発生している。このため、当該地域において計画的かつ集中的な事業の推進を目的として、直轄砂防事業に着手する。

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