6.配分箇所の具体事例
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1.個性と工夫に満ちた魅力ある都市と地方
都道府県名 |
箇所名等 |
配分額 |
事業の概要 |
大阪府
(堺市) |
大和(やまと)川 |
百万円
5,972 |
大和川下流左岸において、阪神高速大和川線やまちづくりと一体となった高規格堤防整備を実施し、都市再生プロジェクト「大都市圏における環状道路体系の整備」を推進するとともに、豊かで快適な、災害に強い都市への再生を図る。 |
高知県
(土佐清水市)
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宗呂(そうろ)川 |
2,000 |
平成13年高知県西部を襲った集中豪雨により、土佐清水市で床上浸水208戸、床下浸水25戸などの甚大な被害が発生した。そのため、宗呂川において、上流部の河川等災害関連事業と合わせて、概ね5年間で、築堤・掘削等を実施し再度災害の防止を図る。 |
大阪府
(大阪市) |
道頓堀(どうとんぼり)川 |
1,161 |
大阪市内を流れる道頓堀川は、都心部における貴重な水辺空間であるが、親水性や景観といった資質が充分に活かされていないため、両岸に賑わいある歩行者空間を整備し、「川」を軸とした水辺に開かれた都市整備を図る。 |
兵庫県
(神戸市) |
六甲(ろっこう)山麓
グリーンベルト |
5,067 |
神戸市市街地に隣接した山麓斜面を一連の樹林帯として育成、保全し、土砂災害の防止、市街地の無秩序な拡大防止、良好な都市環境の形成を図る。 |
千葉県
(浦安市) |
浦安海岸 |
106 |
高潮等に対して脆弱な都市構造を打破し、安全で安心な都市社会の構築に資するため、背後都市に集積した人口・資産を守り、都市の快適空間を高潮から防護する護岸を整備する |
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2.公平で安心な高齢化社会・少子化対策
都道府県名 |
箇所名等 |
配分額 |
事業の概要 |
東京都
(江戸川区等) |
荒(あら)川 |
百万円
378 |
荒川は年間1,000万人が散策に訪れるとともに、河川敷の多くは広域避難場所に指定されているなど、東京都民及び埼玉県民の憩いの場及び防災の拠点となっているため、車イス利用者や高齢者等全ての人にやさしい荒川を目指し、緩傾斜スロープ等を整備し、「福祉の荒川づくり」を推進する。 |
岡山県
(加茂川町)
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河平(かわひら)
生活貯水池 |
1,405 |
旭(あさひ)川水系日山谷(ひやまたに)川に建設する河平生活貯水池は、洪水調節と流水の正常な機能の維持及び高齢化が進展している加茂川町に対する水道用水の供給を目的とした多目的ダムである。
平成15年度は、平成17年度完成に向けてダム本体コンクリート打設の進捗を図る。 |
沖縄県
(中城(なかぐすく)村) |
添石(そえいし)
地区 |
45 |
平成13年度に大規模ながけ崩れが発生した当地区において、特別養護老人ホーム・デイケア等をはじめとする複合型災害弱者関連施設を土砂災害から保全するとともに、地域の安全を確保する。 |
北海道
(木古内(きこない)町) |
本町(ほんちょう)
海岸 |
120 |
安全で安心して暮らせる高齢化社会の構築に資するため、背後地にある災害弱者関連施設を海岸災害から防護する人工リーフを整備する。 |
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3.循環型社会の構築・地球環境問題への対応
都道府県名 |
箇所名等 |
配分額 |
事業の概要 |
埼玉県
(さいたま市等) |
綾瀬(あやせ)川・
芝(しば)川等 |
百万円
840 |
綾瀬川及び芝川は、流域の急激な都市化により水質が著しく悪化したため、一般市民、流域自治体と連携し水質改善に取り組んできたところである。本事業は、水量の豊富な荒川より綾瀬川及び芝川等へ浄化用水を導水するものであり、重点実施により平成15年度に本格供用を行う。 |
北海道
(標茶(しべちゃ)町)
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釧路(くしろ)川 |
200 |
ラムサール条約登録湿地であり国立公園でもある釧路湿原は、近年急速に乾燥化が進み、環境の劣化及び湿原の機能低下がみられるため、蛇行河川の復元等により河川のもつ生物の生息・生育環境等を回復し、湿原の保全・復元を図る。 |
宮城県
(川崎町) |
釜房(かまふさ)
ダム |
190 |
釜房ダムでは、ダム貯水池の水質悪化が進行し、平成8年からアオコの発生やカビ臭被害が発生している。釜房ダムは仙台地域約30万人の水瓶となっていることから、水質改善装置(曝気装置)の設置を行うものである。 |
富山県
(大山(おおやま)町) |
常願寺(じょうがんじ)川 |
200 |
砂防えん堤建設で発生する建設発生土にセメントミルクを混合攪拌し、砂防えん堤の基礎部のコンクリートとして採用する。建設発生土の利用により建設コストの縮減、環境への負荷の軽減が図れる。 |
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4.人間力の向上・発揮−教育・文化、科学技術、IT
都道府県名 |
箇所名等 |
配分額 |
事業の概要 |
熊本県
(砥用(ともち)町) |
緑川(みどりかわ)
ダム |
百万円
180 |
河川利用者等の安全の確保、異常洪水が発生した場合の住民の自主避難、自治体の水防活動等への迅速な対応等を図るため、ダム下流の警報区間に光ファイバーの整備及び重要監視箇所にCCTV等の設置を行い、今後のダム管理に万全を期す。 |
福島県
(西会津町)
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滝坂(たきさか)
地区 |
506 |
大規模な地すべりに対しハード対策事業を推進するとともに、ソフト対策として防災情報ネットワークにおける光ファイバー等のIT関連の整備を行い、地すべり移動のリアルタイム監視による迅速で効果的な早期防災体制の確立を図る。 |
静岡県
(焼津(やいづ)市等) |
駿河(するが)
海岸 |
957 |
海岸利用者への災害関連情報の伝達等に資する海岸防災システムを構成する光ファイバー等の整備を促進する。 |
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