河川局所管事業における主要事項

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平成16年度河川局関係予算概要

２．河川局所管事業における主要事項

（1）基本方針

　「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003」（平成15年6月27日閣議決定）で掲げられた「重点４分野」への重点化するとともに、整備の緊急性やコスト構造改革の推進の観点からの「選択と集中」により各事業においても予算を重点化。
　また、「社会資本整備重点計画」（平成15年10月10日閣議決定）の策定等を踏まえ、成果重視への転換を図るとともに、一層の事業連携の強化、ハード・ソフト一体となった施策の推進等、効果的・効率的な整備を推進。
　また、奨励的補助金の一層の縮減を進める一方、統合補助金の充実を図る等、時代のニーズに応じた補助事業への転換を図る。

１）重点４分野への予算の重点化

【重点４分野への傾斜配分状況】

＜重点４分野施策概要＞

１．人間力の向上・発揮－教育・文化、科学技術、ＩＴ
	水情報国土の構築	２０，１０６（百万円）
	施設等の監視・遠隔操作及び国民への防災に資する情報提供のための光ファイバー、ＣＣＴＶ等、監視・観測機器等の整備の推進。
	環境学習等人材育成の推進	７６（百万円）
	川を活かした環境学習、自然体験活動を推進するためのワンドや遊歩道の整備など、安全に楽しめる水辺の整備等の推進。

２．個性と工夫に満ちた魅力ある都市と地方　２－１．個性と工夫に満ちた魅力ある都市
	都市再生プロジェクト等の推進	１５，６０１（百万円）
	都市再生プロジェクト（第１次から第６次決定）、都市再生緊急整備地域に係る河川整備の推進。
	都市の魅力の創造	３３，６１７（百万円）
	水辺環境が著しく悪化した市街地等において、河川や水辺を本来の川らしい姿に再生するとともに、市街地整備等のまちづくりと一体となった河川整備の推進。
	災害に強い都市の構築	２８７，２１５（百万円）
	下水道等との連携による都市水害対策、土砂災害等から主要国道・幹線鉄道等の遮断を防止する重要交通網対策等による災害に強い都市の構築の推進。

２－２．個性と工夫に満ちた魅力ある地方
	安全な地域づくり	１７２，２７０（百万円）
	頻発する水害、土砂災害、火山災害などに対し、同規模の災害を再び発生させないための対策等集中的・重点的な整備の推進。
	地域の活性化、主体的な取り組みの支援	９４，７２１（百万円）
	市町村等と連携して実施する「ふるさとの川づくり」等の水辺整備や活火山等の自然観光資源を活かすよう配慮した砂防設備等の整備による地域の活性化のための主体的な取り組みを支援する事業の推進。

３．公平で安心な高齢化社会・少子化対策
	河川空間のバリアフリー化	３，４２５（百万円）
	河川堤防のスロープの整備等により、高齢者、障害者、子ども等を含む全ての人々が安心して河川を訪れ、安全で憩い親しめる河川空間の整備の推進。
	高齢者等の災害弱者対策の推進	３４，８１７（百万円）
	災害時に自力避難の困難な高齢者等に関連する災害弱者関連施設への土砂災害防止等のための事業の推進。

４．循環型社会の構築・地球環境問題への対応
	自然共生型事業の推進	１２８，４７８（百万円）
	生物の多様性の確保を通じて自然と共生する社会の実現を図り、あわせて地球環境の保全を図るための自然共生型事業の推進。
	安全でおいしい水の確保	１３，９０１（百万円）
	良好な水量・水質等を有する水環境への改善を図るため、下水道事業等と連携して実施する「清流ルネッサンスⅡ」等の推進。
	リサイクル・リユースの推進	２６，４２２（百万円）
	資源の有効な利用の確保及び廃棄物の適正な処理を図るための再生資源の十分な利用及び廃棄物の減量等リサイクル・リユースの推進。

＜予算額は平成１６年度国費＞

国土交通省　〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3

（代表電話）03-5253-8111