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河川局

平成16年度河川局関係予算概要

(参考資料)
1.災害に対して非常に脆弱な国土構造

○ 我が国においては、国土面積の約1割にすぎない洪水氾濫区域に、5割の人口、4分の3の資産が集中。ひとたび洪水が発生すれば、被害は深刻なものとなる。
【日本の国土利用状況】
【日本の国土利用状況】

○ また、日本の河川は急勾配なため、大雨が降れば上流から下流へと一気に流れ大きな被害をもたらす。
【わが国と諸外国の河川勾配比較】
【わが国と諸外国の河川勾配比較】

洪水の継続時間と単位流域面積当たりの洪水流量


○ 日本の都市の大部分は、洪水時の河川水より低いところにあり、洪水の被害を受けやすい。

東京と江戸川・荒川・隅田川
ロンドン市内ではテムズ川がいちばん低いところを流れていますが、東京では市街地の高いところを流れていて洪水時には被害が大きくなります。
ロンドンとテムズ川
○ 計画的な治水事業などにより、死者数は減少してきているが、地下空間での被害など新たな被害形態が発生。また、被害額も減少していない。
計画的な治水事業による死者数の減少

○ 浸水面積は減ってきているが、都市化の進展により一般資産被害が増大。
都市化の進展で資産被害が増大

○ 農地が減少し、急激に都市化することにより、新たな都市型水害の頻発の恐れ。
名古屋市の宅地・農地の変化

【名古屋市天白区井の森町地内の被災状況(東海豪雨(平成12年9月))】
【名古屋市天白区井の森町地内の被災状況(東海豪雨(平成12年9月))】

○ 1時間に100mmを超す雨量を記録するようなゲリラ的豪雨の頻発傾向が継続。
○ 昨年も、静岡において時間雨量111mmの豪雨が発生するなど各地で観測史上最大の雨量を記録した。また、大きな人的被害をもたらした7月の九州豪雨においても大宰府で99mm、水俣で81mmを記録。
1時間降水量の年間延べ件数

○ 近年、年間降水量が減少傾向となっているとともに、少雨と多雨の開きが大きくなっており、渇水に対する安全性が低下。
【日本の年降水量の経年変化】
(1900年〜2002年)
【日本の年降水量の経年変化】
【日本の年降水量の経年変化】

○ 三宅島噴火等活発な火山活動が続いている。また、鳥取県西部地震・芸予地震、宮城県北部を震源とする地震の発生等、日本各地で地震活動の活発化の兆候も見られているところ。
【三宅島の噴火状況(平成12年8月)】
【三宅島の噴火状況(平成12年8月)】

【年別の火山活動状況】
【年別の火山活動状況】



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