ダムヒストリー

文:浜口 達男(はまぐちたつお)

【プロフィール】
1948年生まれ。1971年、東京大学工学部土木工学科を卒業後、建設省に入省、主として河川・ダム・水資源分野を歩む。中部地方建設局河川部長、国土庁水資源計画課長、東北地方整備局長、国土技術政策総合研究所長などを歴任。また、ダム工学会会長(平成27年度)、日本大ダム会議国際分科会委員長などを務める。現在は、(株)安藤ハザマ 顧問。

章選択

1.はじめに 日本の人口・経済とダムの展開
2.豊かな前史 稲作用溜池の時代
3.明治期 近代技術によるダムの曙
4.大正期から昭和前期 水力発電の興隆と多目的ダムの萌芽
5.戦後の復興期 多目的ダムの発展とダムの大型化(~1955年頃)
6.高度経済成長期 都市化・工業化の進展を支えた最盛期のダム事業(1955~1973年頃)
7.安定成長期 環境の時代のダム事業(1973~1991年頃)
8.バブル崩壊以降の低成長期 事業見直しの中のダム事業(1991~2012年頃)
9.最近の状況 新たな時代へ(2012年~)
10.おわりに おわりに
11.参考となる文献 一層の理解のために
※我が国では、堤高15m以上のものを河川法上のダムとして扱っています。
 以降の記述においては、特に断りをしない場合、堤高15m以上のダムを対象としたものです。
 また、ダム名に続くカッコ書きは、竣工年と所在都道府県を示します。