(2)川を活用した活動のニーズの高まり |
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1.人格形成に不可欠な原体験 | |
子供の野外での遊びや自然体験等が減少する中、人格の基礎を培う機会としての河川等自然地における原体験の重要性が改めて認識されている。 |
「最近の子どもには、生活体験や自然体験など、 『体験』が不足している」という見方に対する認識 ![]() 出典:総理府「青少年と家庭に関する世論調査」、平成5年5月 |
2.癒しの空間を活用した福祉活動 | |
高齢化への対応、障害者のノーマライゼーションの必要性が唱えられている中で、水と緑豊かな河川空間など癒しの機能を有した空間等を活用したリハビリテーション等の福祉活動が重要となっている。 |
「余暇をどのように過ごしていきたいか」 |
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65歳以上の方![]() |
障害を持った方![]() |
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出典:平成9年7月荒川に関する利用実態や要望についてのアンケート調査 (社会福祉協議会等の協力を受け実施) |
3.環境教育における体験活動 | |
環境教育には、正しく広範な学識的知識、情報の提供に加え、実体験による学習機会が必要である。このため、人と自然が共生する感性や知恵を身につける機会としての河川等のフィールドを活用した環境教育に期待が集まっている。 |
![]() 渡利水辺の楽校(福島県:阿武隈川) |
![]() 子供の水辺再発見プロジェクト パンフレット |
4.うるおいのあるまちづくりへの期待 | |
都市化の進んだ地域等では、オープンスペースとしての川や、自然空間としての川を活用したうるおいのあるまちづくりへの期待が高まっている。 |
まちずくりの上での水や水辺に期待される役割![]() |
5.地域コミュニティの形成 | |
地域コミュニティの喪失が言われている中、川を活用した交流・連携活動等による地域コミュニティの形成が図られようとしている。 |
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