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河川局



荒川中土手プロジェクト、荒川クリーンエイド
(荒川における市民団体の自主的取り組み)

【背景】
 ●  河川環境モニターが、総武線鉄橋下流部の湿地に、ミズアオイなどが繁茂しているのを確認し、建設省荒川工事事務所へその保全と湿地拡大を申し入れた。その後、事務所から、河川環境モニター、自然保護団体との「しぜん懇談会」の場で、中土手で自然復元工事の実施する予定があることが示され、これを受け、住民から市民参加で実施しようとの提案があった。

【内容】
 ●  「中土手に自然を戻す市民プロジェクト」として、活動参加市民と、行政関係者との意見調整の場がもたれ、整備案や整備方法について調整された。また、市民による活動組織「中土手に自然を戻す市民プロジェクト実行委員会(「中土手に自然を戻す市民の会」に改称)」が結成され、市民側から整備案や活動計画、運営方法が検討された。
 ●  工事に関しては、荒川工事事務所が重機による基盤整備を行い、その後、江戸川区、工事事務所から資材の貸与等の協力を受けながら市民による池への集水路等の手作業による工事が行われた。
 ●  完成後は、「中土手に自然を戻す市民の会」により、月1回の観察会や敷地内の清掃、補修作業のほか、測量やモニタリング調査が行われている。また、自然地回復について、管理者によるモニタリング調査も実施されている。
 ●  荒川クリーンエイドは、荒川を汚濁や公害から守り美しい川にするため、荒川に関わる人たちが、それぞれの立場で協力し、取り組む環境保全活動である。1994年から始められ、秋に一斉のゴミ拾いを行い、本年度の参加者は約5,600人であった。

【特徴】
 ●  荒川中土手プロジェクトは、河川管理者による計画を受けて、市民側から市民参加型事業としての実施が発案され、公募による参加希望者から市民活動組織が結成され、市民の側からの提案で行政と共同で行う、計画、工事、管理に至る市民参加型のプロジェクトである。
 ●  荒川クリーンエイドは、散乱ゴミの種類、数量の調査と回収を行い、調査結果をゴミマップや報告書として広く一般にアピールしている。



市民による作業の状況

市民による観察会

完成後“五色池”

荒川クリーンエイド


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