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河川局



鶴見川流域ネットワーキング
(TRネット、市民団体の交流連携組織)

【背景】
 ●  鶴見川は、近年、流域の開発が進み、人口の著しい増加に伴って流域の大半が市街地という典型的な都市河川になった。その結果、流域の自然空間が減少し、治水、利水の対策や水質保全、自然環境の保全などが課題となり、河川環境を向上させるには、流域に暮らす多くの市民の協力が不可欠であった。

【内容】
 ●  鶴見川流域ネットワーキング(略称、TRネット)は、鶴見川の水系に沿って自然や都市を学び直し、流域の行政機関、市民団体、企業等との多様なパートナーシップを工夫し《安全・安らぎ・自然環境重視の川づくり・まちづくり》を通して、持続可能な未来を開く新しい流域文化を育む様々な流域活動をすすめている。
 ●  活動の基本スタイルは、「流域地図を共有する」「川歩き・流域歩きを大切にする」「持ち場なしに連携なし、というセンスがある」「団体ごとに技芸(特技)をみがき、技芸をもって他団体と連携する」「パートナーシップを重視し、合意形成型の活動をねばり強く推進する」の5つである。
 ●  具体的な取り組みとしては次のような活動があげられる。
 1.  情報誌『鶴見川流域人』(年4回)の発行等の情報提供活動
 2.  「ふれあって鶴見川」実行委員会への参加、「鶴見川・いき・いきセミナー」への企画、運営協力、行政などからの支援・協力を受けつつ実施する市民団体主催事業等のパートナーシップ活動
 3.  源流泉ひろばの管理作業、中流域河川敷の植生管理作業や下流域プロムナード、鶴見川多目的遊水地内の整備計画作業への協力、「身近な環境調査プロジェクト〜川と福祉のワークショップ〜」の実施など公共的なプロジェクトへの参画
 4.  96年の環境庁と流域3市による「流域サミット」、99年にフォローアップとして「池のフォーラム」(横浜市・環境庁主催)への協力
 5.  99年秋からスタートしている「鶴見川流域水委員会準備会」への委員参加、市民提案 等

【特徴】
 ●  鶴見川流域では、河川管理者と流域で活動する市民団体(鶴見川流域ネットワーキング)が協力していい川づくりに取り組んでおり、流域内で行う啓発イベントやセミナーなど多くの相互支援を行っている。



鶴見川・いき・いきセミナー風景

市民団体によって維持管理
されている「源流泉の広場」


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