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3組織は、それぞれ委員会を持ち、その指揮・監督下で運営されている。また、各組織のディレクターは、毎月、キャンペーン委員長の下に開催されるキャンペーン委員会の構成メンバーとなっており、この場でそれぞれの活動について連絡調整を行う。
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環境・交通・地方省はマージー川流域キャンペーン委員会の議長を3年毎に指名し、この委員会で行政・市民・企業の中心となる組織が一堂に会し、活動の進展や戦略について議論が進められている。
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1 マージー川流域トラスト(1987年設立)
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- 奨励金の提供や助言を通じて、環境保全活動を行うボランティアグループやコミュニティグループ(学校を含む)を支援するチャリティ組織である。
- 他の英国のNPOと同様に公益法人でもある。
- 水環境に関する教育及び情報の提供を通じて、水環境への理解と知識 を深める活動も行っている。
- トラストの会員数は、600団体を数え、その内約250団体が将来、地域の主役となる児童・学生のいる学校関係である。
- トラストの会員は、正会員(full member)及び準会員(associatemember)に分かれる
- 正会員は、地域のグループ、野生生物保護団体、屋外レクリエーション団体、運河保全団体、文化遺産保全団体等のボランティアグループまたはコミュニティグループである。
- 準会員は、政府機関、地方行政庁、学校、個人、教区自治会(parishcouncil)等である。
- トラストの職員は12名である(ただし、キャンペーン事務局との兼任を含む)
- トラストの年間予算は、60万ポンド(1億円)程度である。
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2 マージー川流域キャンペーン事務局(1985年設立)
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- マージー川流域ビジネス財団の子会社であり、キャンペーン活動を管理・促進する組織である。
- 公益法人として設立されている。
- 政府や地方行政庁への窓口でもある。
- 運営費用の一部について、マージー川流域ビジネス財団を経由して環境省の補助金を受けている。
- キャンペーン事務局の職員は、ディレクター1名、支川流域活動のマネージャー2名(トラストとの兼任)及び秘書1名の4人体制である。
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