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河川局

釧路湿原の河川環境保全に関する提言



II.目標



 釧路湿原の河川環境保全の長期的な目標として、ラムサール条約登録(1980)当時の環境へ回復することが望ましい。そのためには、流域及び河川からの負荷を土地利用が急速に展開した以前の水準に戻す必要があると考えられる。
 ただし、釧路湿原のハンノキ林面積や湿原面積などを指標とした環境については、現在も急速に変化し続けていることから、当面、20〜30年以内に達成する目標として、西暦2000年現在の状況を維持・保全すべきである。この目標を達成するには、流域及び河川からの負荷を少なくとも概ね20年前の水準に戻すことが必要である。
 流域住民、市民団体、民間企業、関係行政機関すべてが、釧路湿原を軸としてつながっているという認識のもと、交流・連携を深められる地域・社会づくりが重要と思われる。そのためには、釧路湿原の適切な保全と利用のルールやマナーの共通認識をもつことが当面の目標となろう。

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