12.地域連携・地域振興の推進
湿原を軸とした地域交流・連携を進めるべきである。そのためには情報の共有と相互理解のための場とシステムを整備すべきである。 湿原は地域の資源であり、湿原を保全することが地域の振興につながることから、地域が主体的に考え取り組む必要がある
。
(進め方)
- 既存の枠組みにとらわれない広域的に湿原を管理する主体づくりが必要である。
- 地域住民が湿原の魅力を理解し情報発信する必要がある。
- ツーリズムの提供をビジネスとして成立させることも必要である。そのための人づくり、仕組みづくりが重要である。
- 地域レベルでの国際的な連携が必要である。
- 流域の住民、各産業に携わる人々が湿原保全のために連携し、行動することが必要である。
- 地域の農業のあり方について、地域住民、農業者、学識経験者が認識を共有する必要がある。また、湿原に負荷を与えない営農の努力に対し、流域で理解し、支援する必要がある。

地域連携などについて議論がなされたシンポジウム(H13年2月16日 撮影)
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