4.湿原植生の制御
河川環境の指標であるハンノキ林の急激な増加やヨシ‐スゲ群落の減少に対し、湿原植生を制御する対策をすべきである。
(具体的施策)
- 地下水位や冠水頻度を変化させることにより、また、土砂や栄養塩を防ぐことによって制御を図る。具体的には以下のとおりである。
- 雪裡樋門地区:湛水によって地下水位を上昇させ湿原植生への影響があるため、平成14年度を目標に実験を終了し検証を行う。

施策イメージ図(雪裡樋門地区)
- 雪裡川地区:茅沼地区の実験結果を踏まえ、幌呂川の旧川復元を行い、雪裡川合流部における土砂氾濫を防止し、湿原植生の制御を図る。

施策イメージ図(雪裡川地区)
- 久著呂川地区:久著呂川の湿原流入部において、湿地の沈砂池的利用を行うことにより、下流域の湿原植生の制御を図る。当地区については早急に着手する。

施策イメージ図
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