○水質事故件数は年々増加傾向 |
|
・平成13年における一級河川の水質事故の発生件数は、794件であり、平成12年の670件を124件上回った。 |
・上水道の取水停止を伴ったものは、33件であり、平成12年の36件より減少している。 |
・水質事故の原因物質としては、重油、軽油などの油の流出が83%を占め、最も多い。 |
・原因が特定されていない魚の浮上死等は、水質事故件数に含めていないが、平成12年は21件発生している。 |
・なお、一級水系については、河川管理者と関係機関により構成される「水質汚濁防止連絡協議会」が全ての水系に設置されており、これらの水質事故等の発生時においては、速やかに情報の収集、通報、連絡を行うとともに、関係機関と連携のもとオイルフェンスの設置等により被害の拡大防止に努めている。 |
|
 |
図−11 一級河川における水質事故発生件数の経年変化 |
|
 |
水質事故の原因物質による分類 |
1.油類 |
・・・ |
重油、軽油、ガソリン等の流出 |
2.化学物質 |
・・・ |
シアン、有機溶剤、農薬等の流出 |
3.油類、化学物質以外 |
・・・ |
土砂、糞尿等の流出 |
4.その他 |
・・・ |
自然現象ではなく、魚の浮上死等が確認され、
原因物質が特定できなかったもの |
|
|
図−12 原因物質別水質事故発生件数 |