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「歴史的砂防施設の保存活用ガイドライン」のポイント


歴史的砂防施設の保存活用を検討するための、基本的な手順と検討のポイントを全体の流れを踏まえとりまとめた。(P11、図−6.1)(PDFファイル 44KB)

歴史的砂防施設の評価の考え方として、歴史的砂防施設の実態の分析と土木構造物における適用事例を参考に、登録有形文化財における登録基準(平成8年8月30日文部省告示第152号)の具体的な適用の考え方をとりまとめた。(P4、表−3.1)(PDFファイル 16KB)

歴史的砂防施設の保存は、その多くが現役の防災施設であることを踏まえ、施設の安全性を最優先とした上で、さらに文化財としての価値を損なわない保存・補修を検討する。(P5)(PDFファイル 16KB)

歴史的砂防施設の活用を検討するにあたっては、砂防施設が有する「施工当時の技術、材料、工法、設計思想等に係わる学術的価値」、「施設が荒廃山地・渓流を治めることにより周辺の土地と一体となって形成する景観・環境的価値」、「砂防施設が国土の保全と近代化に果たしてきた歴史的役割を一般市民および後世に伝える広報的価値」に留意する。施設を『見る』、『学ぶ』という来訪者の体験を基本とし、また、施設の周りだけではなく施設を含む歴史的景観の広がりを活用計画の計画範囲として捉える。(P7〜8)(PDFファイル 20KB)

「歴史的砂防施設の保存活用調査委員会」では、砂防施設を施設単体としてのみ評価するのではなく、砂防施設の建設により荒廃山地・渓流が安定化し、施設周辺に新たな環境が創出された点を含めてそれを評価し、その評価の考え方を保存や活用に反映させるべきであることなどが議論された。委員会の議論のうち、ガイドラインに十分に反映できなかった項目については、今後とも検討を継続する。


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