1.派遣の目的
新潟県中越地震により新潟県内各地で地すべりや山腹崩壊等が多発しています。揺れの激しかった芋川流域や和田川流域の山古志村地先などでは、河岸斜面の崩壊土砂が河道内に堆積して河道をせき止める、いわゆる「天然ダム」が形成されている箇所があり、万が一これらの天然ダムが決壊した場合には、下流に大きな被害が発生するおそれもあります。
新潟県では、関係する市町村に情報を提供するとともに、可能な箇所では開削工事に着手するなど、流域の住民の安全確保に努めることとしています。
今般、これらの天然ダムの状況を把握し、適切な対応を図り、二次災害の発生を防止することを目的として、学識経験者などによる調査チームによる緊急調査を実施することとなりました。
この調査に関して、県からの要請に基づき、国土交通省からも、急遽、この調査チームに砂防の専門家を派遣し技術指導等を行うことといたしましたのでお知らせします。
2.調査日時
8:00 | 概況説明 |
8:20 〜 | 県庁ヘリポート 発 (上空からの視察・調査) |
9:30 | 山古志村内ヘリポート (現地調査) |
15:50 | 山古志村内ヘリポート |
16:45 | 県庁へリポート |
17:00 〜 18:00 | 調査結果の整理とりまとめ(県庁内会議室) |
3.調査対象地
芋川流域(古志郡山古志村内) ほか
4.調査チーム構成員(順不同)
西本 晴男 | 独立行政法人土木研究所土砂管理研究グループ長 |
松村 一樹 | 助教授 京都府立大学 |
丸井 英明 | 教授(チーフ)新潟大学 |
水野 秀明 | 国土技術政策総合研究所危機管理技術研究センター 砂防研究室主任研究官 |
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国土交通省 北陸地方整備局 湯沢砂防事務所 |
新潟県 小出地域振興局地域整備課 |
新潟県 土木部 砂防課 |
新潟県 土木部 河川環境課 |
5.調査結果について
調査結果の整理とりまとめの内容については、新潟県において概要説明がなされるとともに、国土交通省からもあらためてお伝えいたします。
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問い合わせ先 |
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国土交通省河川局砂防部保全課 |
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| 保全調整官 | 寺田 秀樹 |
| 企画専門官 | 加藤 仁志 |
| 電話03-5253-8111(内線36202・36222) |
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