新潟県中越地震の被災地域で、国土交通省の土砂災害対策緊急支援チームによる土砂災害危険箇所の現地点検を本日(28日)より本格的に開始しました(一部地域においては27日より実施)。
平成16年新潟県中越地震により新潟県内各地で地すべりや山腹崩壊等の土砂災害が多発し被害が発生しています。今後も余震や降雨により新たに土砂災害発生の危険性が高いことから、早急に人命に影響を及ぼすおそれのある土砂災害危険箇所等を緊急点検し、土砂災害対策のため資料収集を行います。
新潟県知事からの要請に基づき、国土交通省の砂防関係事務所、近隣県砂防担当課、独立行政法人土木研究所及び新潟県を初め近隣の砂防ボランティア団体の砂防技術者109名が本日、国土交通省湯沢砂防事務所破間川(あぶるまがわ)出張所(北魚沼郡湯之谷村)に設置された土砂災害対策緊急支援チーム現地本部に集結し、1班3名程度に分かれ、土砂災害危険箇所の点検、調査を開始しました。
調査期間は31日までの5日間で、立ち入り可能な箇所を調査する予定です。調査対象の市町村は新潟県中越地震で震度5弱以上の地域で、地すべりや山腹崩壊が集中して発生し、人命に影響を及ぼすおそれの高い箇所を有する山古志村など4市8町4村の16市町村です。
点検結果については調査終了後現地本部より新潟県に報告いたします。
なお、本日夕方、新潟県中越地震の被災箇所を視察中の岩井國臣国土交通副大臣が土砂災害対策緊急支援チーム現地本部に入り、調査チームから調査状況の報告を受ける予定です。
1.本部構成機関等
本部長 | 国土交通省国土技術政策総合研究所危機管理技術研究センター長 |
本部員 | 国土交通省河川局砂防部 |
国土交通省北陸地方整備局 |
新潟県土木部 |
財団法人 砂防・地すべり技術センター |
砂防ボランティア全国連絡協議会 |
2.点検支援チーム参加機関(10月28日時点)
国土交通省関係機関 |
北陸地方整備局 | : | 松本砂防事務所、立山砂防事務所、金沢河川国道事務所、飯豊山系砂防事務所、神通川水系砂防事務所、阿賀野川河川事務所 |
関東地方整備局 | : | 河川部、利根川水系砂防事務所 |
都 道 府 県 | : | 山形県、福島県、群馬県、長野県、富山県 |
独立行政法人 | : | 土木研究所新潟試験所 |
砂防ボランティア | : | 湯沢砂防スペシャルエンジニア、立山砂防スペシャルエンジニア、飯豊山系砂防スペシャルエンジニア、阿賀野川砂防スペシャルエンジニア、松本砂防スペシャルエンジニア、神通砂防スペシャルエンジニア、利根川水系砂防ボランティア協会、新潟県砂防ボランティア協会、富山県砂防ボランティア協会、山形県砂防ボランティア協会、長野県砂防ボランティア協会 |
3.点検結果について
現地本部より新潟県へ報告を行う点検結果については、国土交通本省においても資料配付する予定です。
・参考−1、参考−2 (PDF 78.3KB)
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問い合わせ先 |
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国土交通省河川局砂防部砂防計画課 |
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| 砂防計画調整官 | 大野 宏之 |
| 課長補佐 | 小林 幹男 |
| 電話 | 03-5253-8111(内線36102・36152) |
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| 03-5253-8468(直通) |
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