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記者発表

平成16年新潟県中越地震の被災地域の土砂災害危険箇所等の追加点検
および土砂災害危険箇所の危険度マップの作成・配布について

平成16年12月21日
河川局 砂防部 砂防計画課
同日発表
新潟県政記者クラブ、新県政記者クラブ


1.追加点検の結果および土砂災害危険箇所の危険度マップの概要
 平成16年新潟県中越地震の被災地域の土砂災害危険箇所について、新潟県知事の要請に基づき、土砂災害対策緊急支援チームによる点検(平成16年10月27日〜31日)を実施した。その際に、現地への立ち入りが出来なかった箇所について、今回、点検を実施した。点検の結果、危険度Aの箇所は62箇所であった(危険度特Aは0箇所)。
また、国土交通省では前回および今回の点検結果を基に、市町村ごとに土砂災害危険箇所と危険度を表示したマップを作成し、今後の降雨時等に発生するおそれがある土砂災害に対する警戒避難体制に役立つよう、新潟県に提供した。
なお、本マップは新潟県より調査対象の市町村に配布する予定である。

2.点検者
 国土交通省北陸地方整備局湯沢砂防事務所

3.追加点検の活動期間
 平成16年11月14日〜21日の8日間

4.点検対象
 前回点検で、現地への立ち入りが出来なかった土砂災害危険箇所
 (対象市町村)栃尾市、長岡市、山古志村、川口町、小千谷市、川西町、十日町市、中里村、安塚町、越路町、魚沼市(旧堀之内町、旧小出町、旧広神村、旧守門村、旧入広瀬村)、南魚沼市(旧大和町、旧六日町)

5.点検結果
@現地に立ち入り可能な813箇所を点検した。今回の点検において33箇所(山古志村等3市町村)は立ち入りが出来ないため、点検を実施していない。
A結果は、以下のとおり
・危険度特A(小規模な河道閉塞が生じているもの)0箇所
・危険度A(危険度大であり、ただちに緊急措置を必要とするもの)62箇所
・危険度B(危険度中であり、緊急性が低いもの)172箇所
・危険度C(危険度小であり、現時点では異常が認められないもの)579箇所
合  計813箇所

B前回点検とあわせた結果は、以下のとおり
・危険度特A(小規模な河道閉塞が生じているもの)6箇所
・危険度A(危険度大であり、ただちに緊急措置を必要とするもの)168箇所
・危険度B(危険度中であり、緊急性が低いもの)424箇所
・危険度C(危険度小であり、現時点では異常が認められないもの)1600箇所
合  計2198箇所


6.土砂災害危険箇所の危険度マップ
 前回および今回の点検結果を基に、土砂災害危険箇所と危険度を表示した「土砂災害危険箇所の危険度マップ」を作成した。
 「土砂災害危険箇所の危険度マップ」は17市町村(合併前の市町村)について、市町村ごとに1枚にまとめたものであり、新潟県から各市町村に配布する予定である。
 「土砂災害危険箇所の危険度マップ」の危険度の分類は、点検結果と同様の「特A」「A」「B」「C」の4段階とした。

7.今後の対応
 県、市町村等において、点検結果やマップを、応急対策や警戒避難対策のための基礎資料として活用するとともに、今後の本格的復旧のための資料としても活用する。
また、今回の点検においても立ち入りできなかった33箇所については、現地の状況を勘案し、可能な状況になった段階で点検を行う予定。



問い合わせ先
国土交通省 河川局 砂防部 砂防計画課
砂防計画調整官大野 宏之 (内線36102)
課 長 補 佐小林 幹男 (内線36152)
代表03-5253-8111 直通03-5253-8468
新 潟 県 土 木 部 砂 防 課
課 長 補 佐本田 敬二 (内線3362)
企画調査係長高橋 亮一 (内線3365)
代表025-285-5511



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