四国地方、中国地方及び中部地方の一部では、早い所では4月下旬から渇水が続いており、経済的な影響が出ている地域があります。
【新たな渇水状況の変化】
四国の吉野川・早明浦ダムの貯水量が約60%まで低下したため6月15日より香川用水及び徳島用水への取水制限を開始しました。
愛知県の豊川においては宇蓮ダムと大島ダムの合計貯水量が約40%まで低下したため15日より取水制限を開始しました。
愛媛県の重信川水系では、石手川ダムの貯水量が70%台に減少しているため6月16日より自主節水(河川からの取水の減量)が開始されています。
【影響】
徳島県那賀川においては、阿南市の製紙業では操業時間を短縮するなど被害が出ています。
【今後の見通し】
気象庁の季節予報では、今年の梅雨時期の降水量は平年並となっていますが、このまま降雨の少ない状況が続くと、農作物の生育、上水道用水、工業用水の供給に支障をきたすおそれがあります。
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