西日本を中心に渇水となっており、現在、全国の一級水系109水系のうち19水系で取水制限が実施されています。
【降雨の状況】
6月28日から29日にかけての降雨により、中部地方では河川の流量減少の度合いが若干鈍りそうですが、依然として四国地方など西日本では降雨の少ない状況が続いています。
【新たに取水制限の開始等をした河川】
今週になってから本日までに新たに取水制限等が行われた河川
- 奈良県の宇陀川で、28日より取水制限を開始
- 四国の吉野川で、28日より取水制限率を強化
- 大分県の山国川で、28日より取水制限率を強化
- 関東の渡良瀬川で、29日より取水制限を開始
【主な水系の渇水の状況】
- 吉野川では、早明浦ダムの貯水量の低下に伴い、香川県内の4市11町で減圧給水が行われており、本日から香川町で夜間断水が開始されるなど市民生活に影響が出ています。
【今後の見通し】
気象庁の季節予報では、向こう1か月の降水量は平年並となっていますが、このまま少雨状況が続き、ダムからの補給をこれまでと同じペースで実施した場合、四国の早明浦ダムなど複数のダムにおいて、1か月内に貯水量が無くなる可能性があります。
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