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記者発表
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平成18年2月17日
河川局河川環境課
市民による第3回「身近な水環境の全国一斉調査」(H18.6.4実施予定)の参加団体を募集中。
なお、昨年の第2回調査では、参加団体、調査地点ともに、第1回調査のほぼ2倍になりました。
昨年6月5日(日)を中心に、簡易機材を用いた同一手法による第2回「身近な水環境の全国一斉調査」を、市民と国土交通省が協働して行いました(調査実施は市民、調査器材等の負担は国土交通省)。
一昨年に行われた第1回調査(531団体、2545地点)に比べ、第2回調査(1000団体、5018地点)は、団体数、地点数が2倍程度となり、全国一斉調査は、大きな広がりを見せています。この調査の結果、全調査地点のうち、46%の地点がCOD値3mg/L未満のサケやアユが生息できるようなきれいな水質であることが分かりました(別紙1参照)。
第3回調査は、平成18年6月4日(日)を一斉調査日として実施します。現在、別紙2の通り、参加団体を募集しています。参加団体には、後日、調査マニュアル、調査器材などの調査に必要なものを無料で配布します。
この調査を今後とも継続することにより、市民の水環境に関する関心、流域の連携などをさらに深めていきたいと考えています。
参考HP:https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/research/index.html
河川をはじめとする身近な水環境に対する市民の意識の高まりを受け、全国各地で、数多くの市民団体等により水質調査が行われています。
このような調査を全国統一の手法で同一日に実施し、その結果を分かりやすいマップにまとめることで、身近な水環境に関する市民の理解と関心が深まることが期待されます。
このため、全国各地で水質調査を行ってきた主な市民団体の代表者が集まって設立した「全国水環境マップ実行委員会」(別紙3参照)が統一的なマニュアルを作成し、それに基づき、平成16年6月6日(日)を中心に第1回目の「身近な水環境の全国一斉調査」を市民団体と国土交通省が協働して行いました。
以下の通り、第2回「身近な水環境の全国一斉調査」を市民団体と国土交通省が協働して行い、その結果を分かりやすく表示したマップを作成し、別添のパンフレットにまとめました。
一昨年の第1回調査に比べ、参加団体数、調査地点数ともに2倍程度となり、全国一斉調査は大きな広がりを見せています。また、第2回調査は、47都道府県全てで調査が実施されるとともに、小笠原諸島、屋久島、奄美大島などでも調査が行われました。
この調査の結果、全調査地点のうち、46%の地点がCOD値3mg/L未満のサケやアユが生息できるようなきれいな水質であることが分かりました(別紙1参照)。
・調査実施日:平成17年6月5日(日)を中心に実施
・調査方法:調査マニュアルに基づき、簡易機材でCOD(※参照)を測定
・参加団体数:1,000団体(前回:531団体) 個人を含みます。
・調査地点数:5,018地点(前回:2,545地点)
・全調査地点の結果の比率:
COD値0mg/L以上3mg/L未満 46%(前回:46%)
COD値3mg/L以上6mg/L未満 28%(前回:26%)
COD値6mg/L以上 26%(前回:28%)
第3回身近な水環境の一斉調査は、以下の通り実施する予定です。
・調査実施日:平成18年6月4日(日)
・調査方法:平成18年5月頃に参加団体に無料で配布する調査マニュアル、調査器材に基づき、参加団体が身近な水辺を調査地点に選んで実施。
・参加申込:別紙2の申込用紙に必要事項をご記入の上、4.の連絡事務局(みずとみどり研究会)に、平成18年2月末日までに送付。
事務局:全国水環境マップ実行委員会事務局(問い合わせのみ)
〒104-0042 東京都中央区日本橋小伝馬町11-9 財団法人河川環境管理財団内
担当:矢野
電話:03-5847-8303 FAX:03-5847-8309
ホームページアドレス:http://www.kasen.or.jp/oshirase/oshirase.asp?Oshiraseid=117
連絡事務局:みずとみどり研究会 気付(申込・問い合わせ)
〒185-0021 東京都国分寺市南町3-23-2 小松ビル3F
担当:佐山
電話/FAX:042-327-3169
E-Mail:mizutomidoriken@ybb.ne.jp
※CODを測定した理由とBODとの関係について
COD(Chemical Oxygen Demandの略称)は、化学的酸素要求量または化学的酸素消費量と呼ばれ、試水中に、過マンガン酸カリウムなどの酸化剤で酸化される物質(主に有機物)がどのくらい含まれるかを示します。このCODは、有機物による汚濁の目安となるため、湖沼、海域の水質環境基準に用いられています。CODの測定は、JIS(日本工業規格)で定められた標準測定法だけでなく、現地で簡易的に測定する器材が開発されており市民団体による水質測定で広く利用されています。
一方、河川の環境基準には、BOD(Biochemical Oxygen Demandの略称)が用いられています。BODは、生物化学的酸素要求量または生物化学的酸素消費量と呼ばれ、試水中に、微生物により分解されやすい有機物がどのくらい含まれるかを示します。CODと同様に有機物による汚濁の目安となりますが、5日間かけて微生物による分解を行う必要があるため現地で簡易的に測定する方法はありません。
身近な水環境の全国一斉調査では、河川でも湖沼でも調査を行っていますが、簡易器材が開発されているCODを指標に調査を行っています。なお、東京都内河川で標準測定法によりBODとCODを測定した結果からは、BODとCODとには比較的よい相関関係が認められ、BODはCODのおよそ0.5〜0.6倍程度になることがわかっています。
(別紙1)全国水環境マップ (PDFファイル 1.41MB)
(別紙2)第3回身近な水環境の全国一斉調査 参加申し込み用紙 (PDFファイル 48KB)
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