取り組みの目的
川らしい河川環境は、低水から高水を通じた河川流量の変動により形成されるが、我が国においては洪水調節や水資源開発、発電等を目的として建設されたダム等により、流量の減少、流況の平滑化が生じている。
その結果、川らしい景観が失われるとともに、河川に生息する生物の多様性が損なわれるなど影響を生じ、沿川住民等から清流やせせらぎを求める声が高まっており、河川が本来持っている役割や機能を回復するために、河川の流量の変動を回復させることが求められている。
このため、河川流量の変動と生態系などについて調査、研究を進めるとともに、モデル河川を指定し具体的な清流回復の取り組みを行うこととしている。