○河川水辺の国勢調査の概要
建設省は平成2年度より、河川環境に関する基礎情報の収集・蓄積を図るため、「河川水辺の国勢調査」を5年を1巡として、河川に生息・生育する生物の調査を実施しています。
この度、平成10年度の調査結果がまとまりましたので発表することとしました。
○平成10年度調査結果の主な特徴
- 河川敷の樹林(木本群落)の割合が前回調査時の18%から26%に増加しており、河川敷の樹林化が進行しました。
- 環境庁レッドリスト掲載種であるメダカを魚介類調査を実施した49河川の約6割にあたる30河川で確認し、また河川の象徴的な鳥であるカワセミを鳥類調査を実施した25河川全てで確認しました。
また、鳥類調査を実施した管理に入っている21ダムのうち、環境庁のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているクマタカを15ダム、イヌワシを2ダムで確認しました。
- 外来種である魚類のブラックバス及びブルーギルや、外来種である植物のオオブタクサ、ハリエンジュ、クロバナエンジュは、前回の調査時より確認河川数が増加しており、外来種の分布が拡大しました。
平成10年度「河川水辺の国勢調査」結果
問い合わせ先 建設省 03-3580-4311
[河川版] 河川環境課 課長補佐 若林 伸幸(内線3335)
係 長 結城 和宏(内線3345)
[ダム湖版] 開発課 課長補佐 白鳥 昭浩(内線3372)
係 長 奥田 健 (内線3379)
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