審議会等の情報
|
河川審議会について
|
|
3.都市内河川の整備方策かつては、「川沿いの空地を利用して利便施設をつくるべきである」、「水質が悪化した川を埋めるべきである」、という地域住民の意向に応じて整備を行った事例が多くあるが、ここには問題点もあった。時代により住民の意見は当然変化するので、短期的な視点のみではなく、長期的な視点、将来の状態を考慮した整備方策をたてることが必要である。
まちづくりに河川を活かすことが今後益々重要になるが、この際、様々な視点から都市の中の河川を考え、「流域」「沿川地域」「河川区域」といった区分で考え方を整理することが有効である。 また、市街地の河川についての計画を明らかにし、事業執行の効率性を高めるという観点から、原則として、都市内の河川は都市計画決定を行うこととする。 特に、DID(人口集中地区)を含めた既成市街地内では、市街地開発事業等の都市整備と連携して、同時に河川整備を行うよう計画・事業について調整することが重要である。
河川と沿川地域が一体となったまちづくりを進めるためには、市町村、地域住民及び河川管理者をはじめとして、関係機関の密接な連携のもとに、適切な費用負担を行い、それぞれの役割を果たすことが必要である。なお、実際の整備に当たっては、統一的なマニュアルを作らず地域レベルで、現地の状況に則して、自由に工夫できるような条件整備を行う。
|
|