審議会等の情報
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河川審議会について
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2.今後の都市と河川のあり方「河川」は、本来自然が形づくったものである。「都市」は道路や下水道、建物などの人工的施設と、河川や丘陵等の自然物との総体として位置づけられる。従って、河川を本来の「自然物」として「都市」がどのように受け入れるかが重要であり、まちづくりには、「河川をつくる」のではなく、「如何に河川を活かすか」という視点が求められている。世界的にも「河川」は都市の顔として、その地域の「風土」「文化」の象徴である。したがって、「河川整備」がまちづくりに重要であることを認識する必要がある。
都市化社会から都市型社会への移行に伴い、今後は都市の個性を尊重しつつ、都市の再構築を図っていくことが望まれている。このような背景を踏まえ、今後、都市内の河川の整備を行っていく際には、以下に示す視点が求められている。
今後の都市の再構築のなかで、都市内の河川はしっかりとした公共空間として整備・保全する。すなわち、治水機能を確保する空間であることはもちろん、都市の防災機能を確保する空間、身近な環境空間、都市活動を支える空間としての役割が期待されている。
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